公開日:2021/05/23 -> 更新日:2023/02/08

フットサルボールの特徴・選び方

フットサルは、狭いスペースでパスを繋ぎ、スピーディーな展開が魅力のスポーツですよね。サッカーと似ているようで、実はボールに大きな違いがあるのをご存じでしょうか? 今回は、フットサルボールの特徴をサッカーボールと比較しながら、皆さんの学校現場でのボール選びのヒントをお届けしたいと思います。

フットサルボールの特徴

サイズ

ミカサ2023年カタログより フットサルボールサイズ表

フットサルボールの主なサイズは、4号球と3号球の2種類です。

  • 4号球→中学生・高校生・大学生・一般(プロも)
  • 3号球→小学生用

フットサルボールは、特に記載がなければ屋内・屋外兼用として作られているものがほとんどです。グラウンドでも体育館でも、場所を選ばずに使えるのは嬉しいポイントですね。

重さ

フットサルボールは、サッカーボールに比べて重く作られています。これは、狭いコートでプレーするフットサルの特性に合わせたものです。重さがあることで、ボールが浮き上がりにくく、より正確なパスやコントロールがしやすくなります。

弾みかた

ここがフットサルボールの最大の特徴かもしれません。フットサルボールは、サッカーボールに比べてほとんど弾みません。なぜかというと、ボールの内部に綿などを入れることで、あえて弾みにくく作られているからです。

弾みにくいことで、コートの狭さの中でもボールがアウトオブプレーになりにくく、また、選手同士の距離が近いフットサルにおいて、急なバウンドによる危険を減らす効果もあります。

サイズ別製品ラインナップの特徴と使用者層

4号球 大人用

4号球は、中学校・高校・大学・一般のプレーヤーが使用する、フットサルの公式試合でも使われるサイズです。

  • 周囲:62〜64cm
  • 直径:約20.5cm
  • 重量:400〜440g

サッカーボールと比較すると、サイズはほぼ4号球(正確には周囲が0.5~1㎝小さい)、重さはほぼサッカー5号球同程度です。

つまり、サイズのわりに重くて弾みにくいのがフットサルボールと言えます。

サッカーボールと比較すると、サイズはほぼサッカー4号球と同程度ですが、重さはサッカー5号球と同程度か、それよりも少し重い傾向にあります。つまり、サイズの割に重くて弾みにくいのがフットサル4号球の特徴です。

学校現場でフットサル部やクラブ活動で使う際には、この4号球を選ぶことになるでしょう。

学校現場でも使われているおすすめのフットサル4号球はこちらです

3号球 子供用

3号球は、主に小学生が使用するサイズです。

  • 周囲:58〜60cm
  • 直径:約19cm
  • 重量:350〜390g

サッカーボールと比較すると、サイズはサッカー3号球とほぼ同じで、重さはサッカー4号球と同程度です。4号球と同様に、サイズの割に重くて弾みにくいという特徴は変わりません。

ただし、フットサル3号球は低年齢の児童が使うため、ボールのバリエーションが多彩です。中には、より軽量で扱いやすいように作られている製品もありますので、購入の際は必ず製品仕様を確認するようにしてください。

学校現場でも使われているおすすめのフットサル3号球はこちらです

2号球以下 記念品など

2号球以下のフットサルボールは、基本的に競技用ではありません。多くはマスコットボールやサインボールとして、記念品や飾り用として使われています。

ミカサ FLL2-BL マスコットボール フットサル 青 縫い

メーカー:ミカサ
品番 :FLL2-BL
商品名:マスコットボール フットサル 青 縫い
税別定価:2300円(2021年度時)


販売価格:販売店舗により異なります

フットサルボールは、その競技の特性に合わせて、サイズや重さ、弾み方に工夫が凝らされていることがお分かりいただけたかと思います。皆さんの学校でのフットサル活動が、より充実したものになるよう、適切なボール選びの参考にしていただければ幸いです。

※紹介している商品価格は当ページに記載時のものです。最新の状況は各販売サイトでご確認ください。
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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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