公開日:2021/05/19 -> 更新日:2023/06/22

ポンプ・空気入れの基礎知識|概要・使い方

ボールに空気を補充するための必需品、「ポンプ」と「空気入れ」について、基本的な知識と使い方を分かりやすく解説していきます。

ポンプ・空気入れとは?

「ポンプ」も「空気入れ」も、どちらもボールに空気を入れるための道具として使われています。「エアポンプ」という呼び方も一般的かもしれませんね。ボールが少しへたってきたな、と感じた時に空気を入れてあげると、本来の性能を発揮でき、より良い状態でスポーツを楽しめます。

購入したばかりのゴムボールは、保管や運送の都合上このように萎んでいることがほとんどです。
ポンプ・空気入れを使って空気を補充することで使えるようになります。

ポンプ・空気入れの種類

一口にポンプ・空気入れと言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、代表的な違いを見ていきましょう。

空気を注入するスピードの違い

空気入れを選ぶ際に、まず気になるのが空気を入れるスピードではないでしょうか。ストローク、つまりポンプを押したり引いたりする際の移動距離が長い空気入れは、一度に送り込める空気の量が多く、素早く空気を入れることができます。

さらに、便利なのが「ダブルアクションポンプ」と呼ばれるタイプです。これは、ポンプを押す時だけでなく、引く時にも空気が入る仕組みになっているため、シングルアクションのポンプに比べて単純計算で2倍のスピードで空気を入れることが可能です。急いでいる時や、たくさんのボールに空気を入れる必要がある場合に重宝します。

空気を抜く機能の有無

意外かもしれませんが、空気入れの中には、空気を入れるだけでなく抜く機能が付いているものもあります。例えば、空気針を逆向きに差し込むことで、ボール内の空気を抜くことができるタイプです。

ボールの種類によっては、保管する際に少し空気を抜いておくことで、長持ちさせることができる場合があります。また、飛行機でボールを運ぶ際には、気圧の変化に対応するために空気を抜く必要があることも。このような時に、空気抜きの機能があると非常に便利です。

空気入れの使い方

さて、実際に空気入れを使う際ですが、ちょっとしたコツがあります。特に、手動式のハンドポンプを使う場合は、コンプレッサーのように安定した状態で空気を送り込むことができません。そのため、空気針に余計な力がかかり、折れてしまうことがあるんです。

空気を入れる際は、なるべく空気入れ本体をしっかりと押さえ、ぐらぐらと揺らさないように意識しましょう。また、空気針をボールの空気注入口にまっすぐ、丁寧に差し込むことも重要です。斜めに無理やり差し込んでしまうと、針が折れるだけでなく、ボールの注入口を傷つけてしまう可能性もあります。

空気針をセットし、潤滑油を針先に付けます。

ボールのへそに空気針を挿しこみます。

コンプレッサーと違ってハンドポンプは手元がぐらぐら揺れるので、空気針に負担がかかり折れやすくなります。なるべく空気入れ自体は動かさないようにしましょう。

空気針を斜めに刺してしまった、、など、ボールから空気が抜けてくるようになってしまったら、こちらもご参照ください。

空気入れの保管について

空気入れを長持ちさせるためには、適切な保管方法も大切です。特に注意したいのが、デリケートな空気針の保護。保管する際は、空気針が曲がったり、何かに引っかかって折れたりしないように気をつけましょう。

最近の空気入れには、空気針を本体内部に収納できる便利なタイプもあります。例えば、弊社の「ペンタゴン」という製品は、ワンタッチで空気針を収納できる設計になっています。また、「エアシーホース」という製品では、使用するたびに空気針を取り外して収納する方式を採用しています。どちらのタイプも、安全に保管できる工夫がされています。

モルテン HPGBK ペンタゴン 黒

メーカー:モルテン
品番 :HPGBK
商品名:ペンタゴン
税別定価:1400円(2023年度時)


販売価格:販売店舗により異なります

モルテン HPAS エアシーホース

メーカー:モルテン
品番 :HPAS
商品名:エアシーホース
税別定価:1700円(2023年度時)


販売価格:販売店舗により異なります

学校や体育施設でよく使われている、丈夫で使いやすいポンプ・空気入れについては、こちらのページで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

※紹介している商品価格は当ページに記載時のものです。最新の状況は各販売サイトでご確認ください。
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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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