公開日:2022/11/20

低鉄棒下へのセフティバイオクッション設置工事

今回は、学校の低鉄棒の下にセフティバイオクッションを設置する工事についてご紹介したいと思います。特に小学校の先生方は、休み時間に子どもたちが鉄棒で遊ぶ姿を見て、ヒヤリとされた経験があるのではないでしょうか。そんな先生方のお悩みに寄り添い、少しでも安全な環境を整えるお手伝いができれば幸いです。

低鉄棒へのセフティバイオクッション設置工事について

セフティバイオクッション設置の目的

鉄棒は、子どもたちの体力向上や運動能力の発達に欠かせない遊具ですよね。小学校低学年から高学年まで、多くの子どもたちが楽しんでいますが、一方で、筋力が未発達な児童の場合、頭や背中から落下してしまうことも少なくありません。保健室に運ばれるケースも多々あると聞いており、先生方も心配されていることと思います。

セフティバイオクッションを設置することで、地面の緩衝性が向上し、万が一落下してしまった場合の衝撃を和らげることができます。これにより、より安全に鉄棒運動に取り組める環境が整えられるのです。子どもたちが安心して運動できることは、私たちにとっても非常に大切なことだと考えています。

セフティバイオクッション設置の費用感

セフティバイオクッションの価格は、製品の「厚み」によって大きく異なります。一般的に、厚みが増すほどクッション性が高まり、安全性が向上します。単位面積あたり5,000円から15,000円前後で販売されていますが、予算や必要な緩衝性に応じて適切な厚みを選ぶことが重要です。

今回ご紹介する事例では、8欄の鉄棒に対して16平方メートル分のセフティバイオクッションを施工しました。販売単価が約10,000円の製品を使用したため、クッション本体の費用は約160,000円となります。

※この金額には、税金、諸経費、工事費用は含まれていません。これらは別途必要となりますので、ご留意ください。

テクノ月星 BOC-10 バイオクッションBOCタイプ 厚さ10mm

メーカー:テクノ月星
品番 :BOC-10
商品名:バイオクッションBOCタイプ 厚さ10mm
税別定価:14300


税別定価:14300円 販売価格:販売店舗により異なります

セフティバイオクッションの施工日数

「工事」と聞くと、大掛かりなものだと想像されるかもしれませんが、セフティバイオクッションの設置工事は、比較的短期間で完了することがほとんどです。施工面積や現場の状況にもよりますが、よほど大規模な施工でない限り、半日~1日で終えることができます。これなら、学校の授業や活動に大きな影響を与えることなく、工事を進めることが可能だと考えます。

低鉄棒下セフティバイオクッション設置工事経過写真

施工前の鉄棒の状態がこちらです。

接地面に雑草や石が多い場合は、地面から数センチ分ほど鋤くことで平らにしておきます。

鋤いた場所に新たに土を運び入れ、トンボで均して地面に対して平らにします。

土入れ後の状態。

鉄棒の支柱を通すようにセフティバイオクッションに穴を開けます。ペンで目印を書き入れ、カッターナイフでカットします。

先ほど開けた穴に通すための切りこみを入れます。

セフティバイオクッションは連結された団子状になっているため、切り込みが気になるようなら団子のすき間を紐で結ぶこともできます。

施工後の写真がこちら。
落下時の衝撃に対して安全になり、石などが落ちていても気づきやすい状態にもなっています。

費用対効果の高い安全対策

セフティバイオクッションは、鉄棒の下だけでなく、様々な遊具の下や、転倒の危険がある場所に設置できる衝撃緩衝材です。比較的低コストで導入でき、子どもたちの安全を確保できるため、費用対効果の高い安全対策として注目されています。

子どもたちの笑顔と安全を守るために、ぜひセフティバイオクッションの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

製品の詳細については、下記のページにてご確認いただけます。

※紹介している商品価格は当ページに記載時のものです。最新の状況は各販売サイトでご確認ください。
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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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