公開日:2021/05/22 -> 更新日:2023/02/27

ドッヂボールの種類と特徴

私たち教職員にとって日常的な光景ですね。ドッジボールは、投げる、避ける、捕るといった多様な動きを通して、子どもたちの運動能力を高めるのに最適なスポーツです。

さて、皆さんは普段何気なく使っているドッジボールには、様々な種類があるのをご存知でしょうか? 素材や大きさによって、ボールの特性は大きく変わります。この記事では、ドッジボールで使われるボールについて、詳しく解説していきたいと思います。

ドッヂボールとは

改めて、「ドッジボールとはどんなスポーツなのか?」という点から見ていきましょう。ドッジボールは、相手チームにボールを当て合う、シンプルながらも奥深いスポーツです。単なる遊びと思われがちですが、チームで戦略を練ったり、素早い動きで相手の攻撃をかわしたりと、スポーツとしての側面も持ち合わせています。

また、文部科学省の学習指導要領にも示されている通り、ドッジボールは子どもたちの体つくりにも大きく貢献します。投げる動作は肩や腕の筋力、全身の協調性を養い、避ける動作は俊敏性やバランス感覚を向上させます。

さらに、驚かれるかもしれませんが、ドッジボールには(一財)日本ドッジボール協会という専門の団体があり、全国規模の大会も開催されているのです。競技としてのドッジボールも、実は非常に盛んなのですね。

ドッチボールの種類

ドッジボールに使われるボールは、主に大きさ(号数)と素材によって分類できます。号数は0号から3号まであり、数字が大きいほどボールのサイズも大きくなります。一方、柔らかさは素材によって異なり、大きさとは直接的な関係はありません。

ボールの主な素材としては、以下のものがあります。

  • 大会で公式球として使われることの多い皮革製
  • 学校の授業やレクリエーションで広く使われるゴム製
  • 当たっても痛みが少ないように工夫された柔らかい特殊ゴム製
  • その他、安全性を考慮した柔らかい素材

それでは、ボールのサイズごとに、それぞれの素材の特徴を見ていきましょう。ボールが柔らかいと、当たった時の衝撃が少ないだけでなく、キャッチングの際の突き指などの怪我のリスクを減らすことができるというメリットもあります。

3号球

3号球は、ドッジボールの中で最も大きいサイズで、日本ドッジボール協会の公式球としても採用されています。そのため、小学校高学年や中学生以上が参加する本格的な大会では、このサイズのボールが使用されることが多いです。

3号球の主な素材は、皮革製とゴム製です。皮革製のボールは、手に吸い付くようなグリップ感が特徴で、正確なコントロールを重視する競技レベルのプレーヤーに適しています。一方、ゴム製のボールは、比較的リーズナブルな価格で手に入りやすく、耐久性にも優れているため、練習用や体育の授業などで広く活用されています。

3号球ドッヂボールでよく使われる製品は下記のページで紹介しています。

2号球

2号球は、3号球よりも一回り小さいサイズで、小学校中学年~高学年、あるいは中学校の授業などでよく使われます。素材は、皮革製のものもありますが、ゴム製、柔らかいゴム製、特殊素材など、幅広い選択肢があります。

特に、学校の授業でよく使われるのが、ゴム製の2号球です。中でも、モルテン製の2号球は、赤、青、黄、緑など7色のカラーバリエーションがあり、学年別やクラス別に色分けして使用できるため、多くの学校で採用されています。鮮やかなカラーは、子どもたちの視認性も高く、ゲームをより楽しく、安全に行うことができるでしょう。特に、赤と青は定番の色として広く親しまれています。

2号球ドッヂボールでよく使われる製品は下記のページで紹介しています。

1号球

1号球は、2号球よりもさらに小さく、小学校低学年~中学年のお子さんたちが主に使うサイズです。素材は、2号球と同様に、ゴム製、柔らかいゴム製、特殊素材など、様々なものが用いられています。

小さめのサイズは、まだ手の力が弱い低学年の子どもたちでも握りやすく、投げやすいのが特徴です。柔らかい素材のボールを選べば、ボールに慣れていない子どもたちも安心してドッジボールを楽しむことができるでしょう。

1号球ドッヂボールでよく使われる製品は下記のページで紹介しています。

0号球以下

0号球は、ドッジボールの中で最も小さいサイズで、主に幼稚園や保育園、小学校の低学年などで使用されます。素材は、ゴム製、柔らかいゴム製、特殊素材などがありますが、意外にも通常のゴム製のボールでも、子どもたちは抵抗なく使えることが多いようです。

これは、幼い子どもたちはまだボールを強く投げることができないため、たとえ普通のゴム製のボールが当たったとしても、それほど痛みを感じないからかもしれません。小さくて軽い0号球は、ボール遊びの導入としても最適です。

0号球以下のドッヂボールでよく使われる製品は、1号球と合わせて下記のページで紹介しています。

ドッヂボールの保管・メンテナンス

ドッジボールは、体育館だけでなく、校庭などの屋外で使用する機会も多いため、どうしても汚れやすくなります。ボールを長く大切に使うためには、日頃の保管方法やメンテナンスが重要です。

使用後は、ボールについた砂や泥を水で洗い流し、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させましょう。砂が付いたままの状態で空気を入れてしまうと、空気を入れるバルブの内部を傷つけ、ボールの空気漏れの原因になることがあります。

もし、ボールの空気が抜けてしまった場合でも、諦める必要はありません。実は、ドッジボールの空気漏れは、ご自身で修理できる場合があるのです。以下の記事では、ボールの空気漏れを修理する方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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