公開日:2022/11/15 -> 更新日:2025/05/21

ブランコおよびブランコ柵設置事例

今回は、学校のグラウンドや中庭へのブランコ設置についてご紹介したいと思います。ブランコは子どもたちに大人気の遊具ですよね。安全性はもちろん、設置費用や工期についても気になるところでしょう。

ブランコ設置工事について

ブランコ設置の目的

ブランコは、小学校低学年から高学年まで、幅広い児童が楽しめる遊具です。一人でも遊べる手軽さに加え、ジャングルジムと比べると落下事故の危険性も比較的低いと考えられます。また、順番待ちや、自力で漕いで加速したり、安全に減速したりといった経験を通して、社会性や身体の使い方を学ぶ良い機会にもなります。

ブランコ設置の費用感

一般的な2連式ブランコで、本体と柵をコンクリートで固定するタイプの設置工事にかかる費用は、概算で約64万円(税別)ほどになります。内訳は以下の通りです。

  • ブランコ本体 スチール製2人用・・・ 約150000円
  • 境界柵・・・ 約120000円
  • 組立、据え付け工事・・・約100000円
  • 基礎工事費・・・約150000円
  • 既存施設撤去処分費・・・約100000円
  • 諸経費・・・・・約20000円
  • 合計 約64万円(税別)

もちろん、既存の設備がない場合は撤去費用が不要になったり、柵の設置が不要な場合はその分の費用がかからなかったりと、工事の内容によって費用は大きく変動します。ご希望に応じて柔軟な対応が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

ブランコ設置の施工日数

ブランコの設置工事は、おおむね1~2日で完了することが多いです。ただし、コンクリートが完全に固まるまでの期間を考慮すると、1週間程度は立ち入り禁止にしておくことをおすすめします。安全を確保するためにも、この期間はしっかり確保するようにしましょう。

ブランコ設置工事経過写真

これらの工事は、実際に下記の工程で進められました。

あらかじめ計測し、掘って置いた穴に組み立てたブランコ本体と柵を入れ込んで行きます。

ブランコ本体の脚部はコンクリートで固定するため、穴の底を均してその上に脚部の面を設置します。

コンクリートを流し込んだ状態。
コンクリートはグラウンド面よりも5cmほど浅いところまでにとどめておきます。
(上に土をかぶせるため)

境界柵の脚部。置いているマットはセフティバイオクッションという緩衝クッション材です。

こちらも境界柵の脚部です。穴が開いているのは専用の杭で固定するためです。

これは境界柵用の杭です。
本体と比べてブランコの柵のような自重がかかりづらいものは、コンクリートではなく杭内(場合によって少量のコンクリー)で固定することもよくあります。

杭うち途中の写真。

ブランコの修理と新設

ブランコは児童に人気があるからこそ、利用頻度も高く、経年劣化は避けられません。チェーンの接合部、本体、柵、乗り板など、さまざまな箇所が少しずつ劣化していきますので、日ごろからこまめに点検を行うことが大切です。

場合によっては、修理を繰り返すよりも、いっそのこと既存のブランコを撤去して新しいものに交換した方が、結果的に安価になったり、安全性が向上したりするケースもあります。ブランコの状態によって最適な選択は異なりますので、判断に迷った際には、ぜひ遊具関連の事業者にご相談ください。

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ページ作成:東洋体機株式会社

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