Q:どうすればグラウンドに残留したマーカー用杭の事故の予防ができますか?
A:適切な管理体制の構築と、より安全性の高い杭への取り換えが重要です
グラウンドに埋め込まれているマーカー用杭は、普段あまり意識されないかもしれませんが、事故につながるリスクをはらんでいます。特に、マーカー部分が破損したり、地中に埋没してしまったりすると、その場所を特定するのが難しくなり、生徒が転倒したり、最悪の場合、足に刺さってしまうといった痛ましい事故につながる可能性も考えられます。
このような事故を未然に防ぐためには、いくつかの対策を組み合わせることが重要だと私たちは考えています。
杭の設置場所をマッピングし、定期的な確認と交換を
まず、最も基本的な対策として、杭の設置場所を正確に把握することが挙げられます。新しく杭を設置する際はもちろんのこと、既存の杭についても、その場所を詳細な地図や記録として残しておくことが非常に重要です。デジタルデータとして保存しておけば、関係者間での共有もスムーズに行えるでしょう。
この記録と照らし合わせながら、定期的にグラウンドを巡回し、マーカー部分に異常がないかを確認してください。マーカーが破損していたり、完全に土に埋もれてしまっていたりするような場合は、記録に基づき地中の杭の位置を特定し、速やかに新しい杭と交換することが大切です。マーカーが見えなくなってしまっても、正確な記録があれば、余計な手間をかけずに対応できるはずです。
頑丈なマーカー付きの杭を選ぶ
次に、使用する杭自体の安全性を見直すことも有効な対策です。地表に出るマーカー部分は、風雨にさらされたり、ボールやスパイクによる衝撃を受けたりと、常に過酷な環境にあります。そのため、劣化しにくく、衝撃にも強い頑丈なタイプの杭を選ぶことが、長期的な安全性を確保するためには不可欠です。
近年では、さまざまな材質や形状のマーカー用杭が販売されています。ぜひ一度、現在使用されている杭と比較検討し、より耐久性の高い製品への切り替えをご検討いただけたらと思います。
環境に優しい生分解性の杭という選択肢
そして、未来を見据えた対策として、生分解性の杭を使用するという選択肢もご紹介させてください。これは、一定期間が経過すると自然に土中で分解される素材で作られた杭のことです。
このタイプの杭を使用することで、長期間にわたって地中に杭が残り続け、将来的に思わぬ事故につながる可能性を減らすことができます。特に、頻繁にグラウンドのレイアウトを変更する学校や、将来的な改修を考えている学校にとっては、非常に有効な選択肢ではないでしょうか。
環境への配慮という点でもメリットがあり、まさに「一石二鳥」の選択肢と言えるかもしれません。
おすすめはコストパフォーマンスに優れるルイ高社のバイオポイントです
私たちのおすすめは、コストパフォーマンスに優れるルイ高社のバイオポイントです。生分解性でありながらも、十分な耐久性を持っています。グラウンドの安全性を高めつつ、環境にも配慮できる点も大きな魅力だと考えます。
グラウンドの目印、ポイント杭(グラウンドポイント・マーカーなど様々な呼び方がされます)について ルイ高社から発売され...
学校のグラウンドは、生徒たちがのびのびと体を動かし、成長していくための大切な場所です。今回ご紹介した対策が、皆さんの学校のグラウンド環境をより安全なものにする一助となれば幸いです。
ページ作成:東洋体機株式会社
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