Q:平均台の渡る部分の名称を教えてほしい
A:「ビーム」と言います

この部分がビームです。
なぜ「ビーム」と呼ぶのでしょうか?
この「ビーム」という名称は、平均台の英語名「Balance Beam(バランスビーム)」に由来しています。直訳すると「バランスをとるための棒」といった意味合いになります。まさに、平均台の機能そのものを表していますね。
平均台の種類と「ビーム」の役割
平均台には、大きく分けて体育館などで使われる「体操競技用平均台」と、運動遊びなどで使われる「教育用平均台」があります。
体操競技用平均台のビーム
体操競技用の平均台は、ご想像の通り、非常に高さがあり、幅もたった10cmしかありません。この狭い「ビーム」の上で、選手たちは華麗な演技を披露します。転倒すれば大きな事故につながる可能性もあるため、ビームの表面素材や安定性は非常に重要です。滑りにくく、それでいて選手の動きを妨げないような工夫が凝らされています。
教育用平均台のビーム
一方で、学校の体育などで使用される教育用平均台は、高さが低く、転倒しても安全なように設計されています。ビームの幅も競技用に比べて広いものが多いです。子どもたちが安心して身体を動かし、バランス感覚を養うことを目的としているため、素材は木製や樹脂製など様々ですが、いずれも安全性が最優先されています。ビームの表面は、滑りにくく、足に優しい素材が選ばれていることがほとんどです。
授業での活用例とビームの安全性
平均台は、バランス感覚だけでなく、集中力や体幹を鍛える上でも非常に有効な運動器具です。
私が担当した授業では、生徒たちが平均台の上を歩くだけでなく、片足立ちをしたり、途中で方向転換したりと、様々な動きに挑戦する姿が見られました。特に、教育用平均台の「ビーム」部分は、生徒たちが安心してステップを踏み出せるように、表面の摩擦係数やクッション性にも配慮された設計が重要だと感じています。
安全な環境で運動に取り組めるよう、平均台の「ビーム」部分に劣化がないか、ぐらつきがないかなど、使用前の点検を怠らないようにしましょう。特に、表面の滑りやすさは、転倒事故に直結するため、日頃から注意深く確認することが重要です。もし、劣化や破損が見られる場合は、すぐに使用を中止し、適切な処置を行うか、当社のような専門業者にご相談ください。
まとめ
今回は、平均台の人が乗って渡る部分の名称が「ビーム」であること、そしてその名称の由来について解説しました。
日々の授業で何気なく使っている運動器具にも、それぞれに役割や安全のための工夫が凝らされています。今回の記事が、皆さんの日々の指導の一助となれば幸いです。
ページ作成:東洋体機株式会社
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