公開日:2024/03/03

Q:モルテン社製のタイマーで、どの程度の期間使わないなら、電池を外して保管したほうがいいでしょうか?

モルテン社製のタイマーで、どの程度の期間使わないなら、電池を外して保管したほうがいいでしょうか?
夏休みや冬休みだけで構いませんか?
質問

A:3~4週間使わないなら、電池を外して保管するほうがよさそうです

「モルテン社製のタイマーで、どの程度の期間使わないなら、電池を外して保管したほうがいいでしょうか?夏休みや冬休みだけで構いませんか?」

このご質問、実は多くの先生方が疑問に思われていることかもしれませんね。今回は、このタイマーの電池保管について、詳しくお話ししていきましょう。

なぜ長期保管時に電池を外す必要があるのか?

私たちは普段、何気なく電池を入れたまま家電製品を保管しがちですが、特に乾電池の場合、長期間入れっぱなしにするといくつかのリスクが生じます。

電池の液漏れと機器への影響

最も大きなリスクは、電池の液漏れです。乾電池の種類にもよりますが、長期間放置すると内部の電解液が外部に漏れ出すことがあります。この液漏れが発生すると、以下のような問題が生じる可能性があります。

機器の故障

液漏れした電解液は、タイマー本体の電池接点や内部回路を腐食させ、サビを発生させます。これにより、電気の流れが悪くなり、最悪の場合、タイマーがまったく作動しなくなってしまうことがあります。

安全上のリスク

液漏れした電解液に直接触れると、皮膚に炎症を起こす可能性があります。また、漏れた液から発火する危険性もゼロではありません。

特に、学校で共用される運動器具の場合、次に使用する人が故障したタイマーを使おうとして困ってしまう、といった事態も考えられます。

電池の消耗と無駄

微々たるものですが、電池は機器に入れっぱなしにすると、わずかながら電流が流れ続け、電池が消耗していくことがあります。特に、タイマーに表示機能がある場合などは、常に電力を消費している可能性があります。せっかく新しい電池を入れても、いざ使おうとしたときに電池切れでは困ってしまいますよね。

どのくらいの期間使わないなら電池を外すべきか?

ご質問の「どの程度の期間使わないなら、電池を外して保管したほうがいいか」についてですが、私どもの経験と一般的な推奨としては、3~4週間使わないのであれば、電池を外して保管することをおすすめします。

これは、メーカー側の取扱説明書にも記載されていることが多い期間です。夏休みや冬休みといった長期休暇はもちろんのこと、例えば連休が続いて授業での使用機会がしばらくない時期や、運動部のオフシーズンでタイマーの使用頻度が極端に下がる時期なども、この目安に当てはまります。

具体的なタイミングの目安

  • 夏休み・冬休み・春休みなどの長期休暇: 授業で使用しない期間は、必ず電池を外して保管しましょう。
  • 連休が続く時期: ゴールデンウィークやシルバーウィークなど、1週間以上の長期連休がある場合は、使用頻度を確認して外すことを検討してください。
  • 運動部のオフシーズン: 部活動で使用するタイマーの場合、シーズンオフでしばらく使わない期間がある場合は、電池を外しましょう。
  • その他、使用頻度が著しく低い期間: 上記以外でも、3~4週間以上タイマーを使用する見込みがない場合は、電池を外すことを習慣にすると良いでしょう。

電池を外す以外のタイマー保管のポイント

適切な保管場所の選定

  • 直射日光を避ける: 直射日光が当たる場所は、タイマー本体の劣化や電池の消耗を早める可能性があります。
  • 高温多湿を避ける: 湿気の多い場所や温度の高い場所は、サビや故障の原因となります。できるだけ風通しが良く、温度変化の少ない場所を選びましょう。体育倉庫の奥や、湿気がこもりやすい場所は避けるのが賢明です。
  • 衝撃を与えない: 落としたり、ぶつけたりしないよう、安定した場所に保管してください。専用のケースがあれば、それを利用するとより安全です。

まとめ:タイマーを長く使うために

今回は、モルテン社製タイマーの電池保管についてお話ししました。

「3~4週間使わないなら、電池を外して保管する」

この目安を意識していただくことで、電池の液漏れによる故障を防ぎ、大切なタイマーをより長く、快適にご使用いただけると考えます。長期休暇の時期はもちろん、日常的にタイマーの使用頻度が下がる時期にも、ぜひこの習慣を取り入れてみてください。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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