公開日:2021/05/26 -> 更新日:2022/12/13

体育館2Fギャラリーへの昇降用梯子はフックを取り付けると利便性と安定性が向上します

体育館の2階ギャラリーは、学校によっては「キャットウォーク」や「作業通路」などと呼ばれることもありますね。普段はあまり使う機会がないかもしれませんが、以下のような高所作業を行う際に利用される大切な場所です。

  • 壁面にあるバスケットゴールの操作
  • 防球ネットの開閉
  • 作品などの展示
  • 照明器具のメンテナンス
  • 換気設備の点検

これらの作業を安全に行うためには、2階ギャラリーへのスムーズなアクセスが欠かせません。

ギャラリーへは、通常、壁に固定されたタラップを使って昇り降りをします。しかし、タラップがギャラリーの床面まで届いていない場合が多く、最後の数段は別途用意した梯子を併用している学校も少なくないのではないでしょうか。

梯子の利便性・安定性を上げるには

この併用する梯子に関して、先生方から「出し入れが面倒だな」「使用時に揺れて少し怖い」といったお声を耳にすることがあります。もし、今お使いの梯子でそのようなお悩みをお持ちでしたら、梯子の上部にフックを取り付けることを検討してみませんか?

梯子の上部にフックを取り付けることで、タラップの最上段やギャラリーの梁などにしっかりと固定できるようになります。これにより、梯子の出し入れが格段に楽になり、使用時の安定性も飛躍的に向上させることができます。

体育館のキャットウォークに登るためにタラップと
タラップに上るための梯子

この梯子にフックを取り付けることで使用時の安定性が増します

フック部分拡大

未使用時はタラップに引っ掛けておくことができます。

フック取り付けのメリット

フックを取り付けることによるメリットは、主に以下の2点です。

1. 利便性の向上

梯子を使用しない時に、フックでタラップやギャラリーの構造物に引っ掛けておくことで、使用したい時にすぐに引き出して使えます。また、収納する際もフックを外すだけで簡単に片付けられるため、日々の作業負担が軽減されます。作業の効率化にも繋がりますね。

2. 安定性の向上と安全性の確保

梯子をフックで固定することで、使用中の不意な横揺れやズレ落ちを防ぎ、作業者の安全を確保できます。特に高所での作業は危険を伴うため、不安定な要素を一つでも減らすことは非常に重要です。先生方が安心して作業に取り組める環境を整えることは、生徒の安全にも繋がると考えられます。

フックの取り付けについて

このフックは、既製品として一般に販売されていることは稀です。なぜなら、体育館に設置されているタラップの形状やサイズ、ギャラリーの構造は学校によってさまざまだからです。そのため、それぞれの環境に合わせたオーダーメイドでの取り付けが必要になります。

具体的な取り付け方法やフックの選定については、専門業者に相談することをおすすめします。

フックを取り付ける際には、梯子の材質や耐荷重、タラップの強度なども考慮に入れる必要がありますので、専門家とよく相談し、安全かつ使いやすい昇降環境を構築してください。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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