公開日:2022/12/18

体育館の壁面バスケットゴール設置工事:効果的な空間活用と導入のヒント

体育館のスペースを有効活用したいと考えている先生方も多いのではないでしょうか。今回は、体育館の壁に設置するタイプのバスケットゴール設置工事について、そのメリットや導入費用、工事の流れなどを詳しくご紹介します。

体育館壁面バスケットゴール設置工事について

体育館壁面バスケットゴール設置工事の目的

バスケットゴールには、屋内外用や固定式、可動式など、様々な種類があります。その中でも、体育館の限られたスペースを最大限に活用できるのが、この壁面設置型の可動式バスケットゴールです。

使用しないときは壁に折りたたんで収納できるため、ゴール下部や周辺のスペースを他の活動に利用できます。例えば、バレーボールやバドミントンなどの練習をする際に、ゴールの突き出しが邪魔になることもありません。費用面でも、昇降式のゴールなどに比べて比較的安価に導入できるというメリットもあります。

体育館壁面バスケットゴール設置工事の費用感

壁面式バスケットゴールの設置工事にかかる費用は、ゴールの種類や設置場所の状況によって変動しますが、参考までに過去の事例をご紹介します。

  • 壁面式バスケットゴール(折りたたみ型) ・・・ 約1000000円×1
  • 取り付け工事費 ・・・ 約150000円×1
  • 搬入費 ・・・ 約30000円×1
  • 諸経費 ・・・ 約20000円×1
  • 合計 約1200000円(税別)

※上記の費用は2012年当時の概算です。あくまで参考としてご認識ください。現在の価格とは異なる場合があります。

ゴール自体の価格や、体育館の壁の材質、高所の作業の有無など、設置の難易度によって費用は前後しますので、正確な見積もりについては、ぜひお気軽にご相談ください。

体育館壁面バスケットゴール設置工事の施工日数

ゴールの設置台数や設置場所の状況にもよりますが、バスケットゴール1台の設置であれば、基本的に1日で工事を完了できることがほとんどです。

しかし、体育館の構造や既存設備の状況によっては、作業に時間がかかる場合もあります。詳細な施工日数については、事前に施工業者と綿密な打ち合わせを行うことをおすすめします。当社の経験豊富な担当者が、現地調査の上で最適な施工計画をご提案させていただきます。

体育館壁面バスケットゴール設置工事の流れ

壁面バスケットゴールの設置工事は、安全かつ確実に行うために、以下の手順で進められます。

現地調査と打ち合わせ

まず、お客様の体育館を訪問し、ゴールの設置場所の確認、壁の構造や強度、既存の設備などを詳細に調査します。この段階で、お客様のご要望や利用状況をヒアリングし、最適なゴールの選定や設置方法について打ち合わせを行います。

ゴールを設置する前の体育館の壁の状態です。
ここにはもともと別のゴールが取り付けられていました。
(今回の工事に取り外しは含んでいません)

基礎工事(必要な場合)

壁の強度や構造によっては、ゴールを安全に固定するための補強工事が必要になる場合があります。専門の技術者が壁の材質や厚みなどを確認し、必要に応じて基礎工事を行います。

ゴールの搬入と仮固定

選定されたバスケットゴール本体を体育館に搬入し、設置位置に仮固定します。この際、ゴールの高さや位置が規定通りになっているか、慎重に確認します。

ゴールの躯体を取り付けます。

本固定と調整

仮固定したゴールを、専用の工具とボルトを用いて壁にしっかりと本固定します。その後、ゴールの水平や垂直、リングの高さなどを微調整し、競技規定に適合していることを確認します。

バスケットゴールのボードを取り付けます。
合わせてリングとリングネットも同様に。

動作確認と最終チェック

折りたたみ機能がスムーズに動作するか、収納時と使用時の安定性に問題がないかなど、細部にわたる動作確認を行います。全てのチェックが完了したら、お客様にご確認いただき、工事完了となります。

完成後の状態。
使用時は写真のように伸ばして使い、未使用時には折りたたみます。

体育館壁面バスケットゴール設置工事のメリット

壁に直接取り付ける固定式のバスケットゴールと違い、折りたたみ式の壁面バスケットゴールは、ゴール下部のスペースを有効活用できる点が大きなメリットです。部活動の練習はもちろんのこと、体育の授業や学校行事など、様々な場面で体育館を多目的に利用できるようになります。

バスケットボール部の先生方にとっては、試合形式の練習でもゴール下のスペースが十分に確保できるため、より実践的な指導が可能になるでしょう。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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