ボール用ポンプ・コンプレッサーの種類とおすすめ製品

ほとんどのボールは時間が経つにしたがって空気が抜けていきます。
その状態で使用すると、使い勝手の悪さにとどまらず、ボールが傷みや利用者の怪我につながることもあります。

ボールは使用前に空気を入れて圧力を調整することが推奨されていますので、ボールと空気入れはセットで用意するようにしましょう。
空気入れの種類別におすすめできるものを厳選して紹介していきます。

競技施設や学校向けの空気入れです。電動式のコンプレッサーは手動よりも素早く、大量に空気を入れることができます。限られた時間内に多くのボールを調整する必要がある施設規模に最適です。

また、コンプレッサーの種類によっては次のような付加機能を持つものもあります。

ボールを長持ちさせるには圧力計機能があるとよいですし、運動会の大玉にも使えるなら大玉用コンプレッサーを別途買わなくてもよくなります。
必要な機能があるものを選びましょう。

■大玉用
通常のコンプレッサーでは大玉と口金が合わずに使えない場合が多く、仮に使えても大玉の容量に応じた時間がかかります。
大玉専用コンプレッサーなら最大8倍の速さで空気入れができるので、運動会など時間制限があるシーンでは必須と言えます。

▼下記はペンタゴンDXと潤滑剤のセット。潤滑剤があればボールのバルブを痛めづらい補充ができます。別々に買うよりも100円分得になります。

目だった特徴はありませんが、安価で手軽に使えるポンプ。よくボールと一緒に購入されます。

ビニールボール専用の口金のため一般的なボールには使えません。ビーチボール、浮き輪、ビニール製のソフトバレーボールなどに使われます。

手動で空気を入れる製品なのはハンドポンプと同じですが、両手で押せるぶん力が要らず、より早くより多くの空気を入れることができます。

口金の形状を使い分けることで、自転車・ボールなど種類が異なるものに対応できるタイプもあります。

空気入れ以外にあると便利な消耗品です。

空気針は「空気入れの先端に取り付けてボールのへそに刺す部分」です。折れることが多いため基本的に消耗品として扱います。折れた時に備えて常に予備を用意するようにしましょう。

どの空気針を選べばよいかは、使っている空気入れによって異なります。
（空気入れの取扱説明書に適合する空気針の記載があります）
よく使われるのは下記の3種類です。

潤滑油は空気針をボールのバルブ（へそ）に差し込むときに塗って使います。
出し入れをスムーズにし、バルブの破損を防ぎます。潤滑油が無ければ石鹸水でも代用できますが、空気針の錆を防ぐ意味でも純正の潤滑油がおすすめです。
空気針とは違ってメーカーごとの目だった違いはないため、特になんでもよいかと思います。

ボールは空気が抜けた状態で使うと、早く痛んでしまいます。利用者の使い勝手の悪化、プレイ中のケガにもつながるので、こまめに適正圧まで空気を補充するようにしましょう。

競技施設や学校であれば電動コンプレッサー、個人であればハンドポンプが最適。消耗品の空気針と潤滑油も併せて用意しておくと安心です。