公開日:2021/05/31 -> 更新日:2022/11/06

仕切り・誘導などに使うロープ止め用『鉄杭』の選び方

今回は、学校のグラウンド整備やイベント運営に欠かせない「ロープ止め用鉄杭」の選び方について紹介します。
グラウンドをエリア分けしたり、生徒や来場者の動線を安全に誘導したりする際に、この鉄杭は非常に重要な役割を果たします。

適切な鉄杭を選ぶことで、作業効率が上がり、安全性も向上します。では、どのような点に注目して選べば良いのでしょうか? 長さ、太さ、形状の3つのポイントに分けて詳しく見ていきましょう。

鉄杭の長さの選び方

運動会や地域イベントでグラウンドにロープを張る際、鉄杭の長さは非常に大切な要素です。一般的に、70cmから1m程度の長さのものが多く流通しています。

短い鉄杭を選んでしまうと、ロープを張った際に高さが足りず、せっかく張ったロープが視界に入りにくくなってしまう可能性があります。特に、生徒や来場者を安全に誘導する目的でロープを張る場合、ロープの存在が分かりにくいと、つまずいてしまったり、誘導の意図が伝わりにくかったりするかもしれません。

鉄杭は地面に打ち込んで使用しますから、約20cm程度は地面に埋め込むことを考慮して長さを選びましょう。例えば、ロープを張ったときの高さが50cm欲しいのであれば、少なくとも70cm以上の長さの鉄杭を選ぶと良いでしょう。目的とするロープの高さと、地面に埋め込む深さを考慮して、適切な長さを検討してください。

鉄杭の太さの選び方

鉄杭の太さは、耐久性や扱いやすさに直結します。主流となっているのは直径10mmから20mmほどの太さです。

細すぎる鉄杭を選んでしまうと、特に硬いグラウンドに打ち込む際に問題が生じることがあります。ハンマーなどで打ち込む際に、鉄杭自体が曲がってしまったり、折れてしまったりするリスクが高まります。そうなると、せっかくの作業が中断してしまったり、追加で鉄杭を調達する必要が出てきたりと、余計な手間がかかってしまいますよね。

ある程度の太さがある鉄杭であれば、地面にしっかりと固定されやすく、打ち込む際の安定性も高まります。また、万が一の衝撃にも耐えやすいため、繰り返し使用する際も安心です。使用するグラウンドの土質や、どのくらいの頻度で使用するかなどを考慮して、適切な太さを選ぶことが重要だと考えます。

林七 UNM191000 頑丈な鉄杭(メガネ釘)1本


品番 :UNM191000
商品名:頑丈な鉄杭(メガネ釘)1本

この製品は直径19㎜と太く頑丈で、学校現場でもよく使われています。


税別定価:円 販売価格:販売店舗により異なります

鉄杭の形状の選び方

鉄杭の形状にはいくつかバリエーションがあり、使い勝手に影響します。一般的な鉄杭は、頭頂部が丸くなっており、そこにロープを通せるようになっています。シンプルながらも、ロープをしっかりと固定できる形状です。

中には、鉄杭の中ほどにフックが付いているタイプもあります。このフックがあることで、ロープやテープを複数張ることが可能になり、非常に使い勝手が良くなります。例えば、

  • 複数のコース設定: 陸上競技などで、複数のコースを同時に設定したい場合に、フックを使ってそれぞれのコースのロープを張ることができます。
  • 動線の細分化: 体育祭などで、入場と退場の動線を分けたい場合や、特定のエリアへの進入を細かく誘導したい場合に、複数のロープを使い分けることが可能です。
  • 注意喚起: 危険区域や立ち入り禁止区域を明確に示したい場合に、フックを利用してさらに目立つテープなどを併用することも考えられます。

このように、フック付きの鉄杭は、より複雑なレイアウトや多目的な使用を想定している場合に非常に便利です。どのような用途で鉄杭を使用するのかを具体的にイメージして、最適な形状を選ぶと良いでしょう。

河合楽器 C-258 鉄杭(L1000mm) C-258


メーカー:河合楽器
品番 :C-258
商品名:鉄杭(L1000mm) C-258


税別定価:3100円 販売価格:販売店舗により異なります

ロープ止め用の鉄杭は、地味な存在かもしれませんが、グラウンドでの活動を安全かつスムーズに行うためには欠かせないアイテムです。今回ご紹介した長さ、太さ、形状の3つのポイントを参考に、ご自身の学校や活動にぴったりの鉄杭を選んでみてください。

適切な用具を選ぶことで、日々の業務がより効率的になり、生徒たちの活動をさらに充実させることにつながります。

※紹介している商品価格は当ページに記載時のものです。最新の状況は各販売サイトでご確認ください。
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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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