授業・部活動向けのホイッスル

授業中に生徒に指示を出す時、部活動で選手に合図を送る時、ホイッスルは非常に重要な役割を担っています。

しかし、「もっと鳴らしやすいホイッスルはないかな？」「衛生的で安心して使えるホイッスルが欲しい」といったお悩みはありませんか？　今回は、そんな皆さまのお悩みを解決するべく、授業や部活動に最適なホイッスルの選び方について、具体的な製品を交えながらご紹介していきたいと思います。

選ぶ際のポイントはいくつかありますが、主にコルクの有無、衛生面、そしてどの程度本格的な使い方をするのかが重要だと考えます。

これらのポイントを踏まえながら、それぞれのホイッスルが持つ特徴を見ていきましょう。

まずは、体育の授業で使いやすいホイッスルからご紹介します。授業では、子どもたちの集中力を保ちながら、スムーズに進行することが求められますよね。そのため、持ちやすく、吹きやすいホイッスルを選ぶことが重要だと考えます。

このPEホイッスルは、体育授業に特に推奨したいホイッスルです。私が使ってみた印象では、非常に持ちやすく、そして吹きやすいと感じました。その秘密は、唾液がしみ込みにくい特殊なコルクにあります。コルク入りホイッスルの「軽く吹ける」という良さと、コルクなしホイッスルの「切れの良い音」という良さを併せ持っているため、授業中にテンポよく指示を出したい場面で活躍してくれるでしょう。

こちらは、コルク入りの安価なホイッスルです。授業から交通整理まで、幅広く使える可もなく不可もないタイプと言えます。特に、予算が余った際の金額調整としてもよく選ばれていると聞いています。

また、モルテンのWHIは6色展開されていますので、学年ごとに色を変えて使用したり、防犯用に子どもたちに配るのにも向いているのではないでしょうか。子どもたちはまだ肺活量が十分でないことが多いですから、このようなコルクありのホイッスルがおすすめです。コルクなしのホイッスルは、吹くのに少しコツが必要になるため、子どもたちには難しいかもしれません。

近年、注目されているのが電子ホイッスルです。最大のメリットは、口にくわえないため、非常に衛生的であることでしょう。複数人が使用する可能性のある学校現場では、衛生面への配慮は欠かせません。また、走りながら指示を出す際にも、息切れによる「抜け音」の心配がないため、クリアな合図を送ることができます。

モルテン社のRA0010シリーズは、色によって音色が異なるというユニークな特徴を持っています。これは、例えば複数のグループに異なる合図を出したい時や、隣接したコートで練習している際に音が混ざってしまうのを避けたい時などに非常に便利だと考えます。状況に応じて音色を使い分けることで、よりスムーズな指導が可能になるでしょう。

次に、部活動で「試合で使うので、もう少し本格的なホイッスルが欲しい」というニーズに応えるホイッスルをご紹介します。ある程度本格的な使用を想定しているのであれば、コルクなしタイプが選択肢に入ってきます。

モルテンのドルフィンプロやFOX40は、部活動で本格的にホイッスルを使いたい場面で重宝されるホイッスルです。どちらもスポーツの種類を問わず幅広く使われており、その音の響きは抜群です。

これらのホイッスルはコルク無しタイプなので、タンギングするように、つまり「トゥー」と舌を使って息を吹き込むような吹き方が必要になります。そのため、子どもたちの近くで指導する際に、小さな音で合図を出したいという場面にはあまり向いていないかもしれません。遠くまでクリアな音を届けたい時に真価を発揮するホイッスルだと考えてください。

授業や一般的な部活動にはややオーバースペックかもしれませんが、サッカーの強豪校で練習試合や公式戦の審判をされる際など、審判も気合を入れて臨む必要があるという状況であれば、専用のホイッスルを検討するのも良いでしょう。高価に感じるかもしれませんが、5000円以下で購入でき、何年も使えることを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

サッカー向けに特化したホイッスルは、ピッチの広さに対応できるよう、遠くまで響くよう設計されています。より専門的な審判を目指す方にはおすすめです。

バスケットボール専用のホイッスルは、プロチームの審判も実際に使用するレベルのものが多く、体育館内でクリアに響くよう調整されています。試合の緊張感の中でも、的確な合図を送る助けとなるでしょう。

ここまで、様々なホイッスルをご紹介してきましたが、最後にそれぞれのホイッスルの特徴をまとめたいと思います。

学校現場や部活動の状況に合わせて、最適なホイッスル選びの一助となれば幸いです。