公開日:2021/05/19 -> 更新日:2023/06/29

Q:ラインパウダーの粉で周囲を汚さない方法はありますか?

ラインパウダー(=石灰)の粉が飛び散って周りが汚れます。対処法はありますか?
質問

A:いくつかの方法があります。少量パックに替える、パウダー袋ごと入れられるラインカーにする、ライムボックスを使用するなどです。

ラインカーへの補充時にラインパウダーが飛び散るのは避けられませんが、ラインパウダーの粉飛び散りを抑え、より快適にライン引きを行うためのいくつかの方法をご紹介したいと思います。

サイズの小さいラインパウダーを選ぶ

コストパフォーマンスを考えると、20kg入りのラインパウダーを選ばれることが多いかもしれません。しかし、このサイズは重く、補充の際にどうしても粉が舞い上がりやすいというデメリットがあります。

もし、重さが原因で扱いにくさを感じているのであれば、10kg入りや5kg入りの少量パックへの変更を検討してみてはいかがでしょうか。

メーカーによっては、さらに小容量のラインナップを用意している場合もあります。一度、現在お使いのメーカーのカタログやウェブサイトを確認してみることをお勧めします。少量パックであれば、保管場所も省スペースで済み、持ち運びも楽になります。

20㎏入の例
3㎏入りの例

袋ごと入れられるラインカーを選ぶ

最近では、ラインパウダーを袋から出して移し替える手間を省ける、画期的なラインカーも登場しています。

これらのラインカーは、ラインパウダーの袋をそのままセットできる構造になっているため、補充時に粉が空気中に舞うのを最小限に抑えることができます。

ラインカーへの補充作業は、どうしても粉が飛び散りやすいタイミングです。袋ごとセットできるタイプであれば、この問題を大幅に改善することが期待できます。初期投資は多少かかるかもしれませんが、日々のストレス軽減や清掃の手間を考えると、十分に検討する価値はあるのではないでしょうか。

トーエイライト社のG-1247ラインカーIS。
20㎏入りのラインパウダーでもそのままセットして使えます。

エバニュー社のEKA627ダイレクトパウダー。
取り扱いやすい小サイズのラインパウダーと、そのままセットできるラインカーです。
使用頻度がさほど多くない幼稚園や保育園などにオススメです。

専用のラインパウダーボックスを使う

ラインパウダーを保管・持ち運びする際に、専用のボックスを使用するというのも有効な手段です。密閉性の高いボックスであれば、保管中に誤って倒してしまっても粉が飛び散る心配がありません。

また、一部のラインパウダーボックスには、注ぎ口が工夫されているものもあり、ラインカーへの補充時にも粉がこぼれにくいようになっています。
これらのボックスを活用することで、保管時の汚れを防ぎ、補充作業をよりスムーズに行うことができるでしょう。

こちらはトーエイライト社のS-1954ラインパウダーボックスFL型。
ラインパウダーボックスを使うとラインカーへの補充がしやすくなり、周囲が汚れにくくなることに繋がります。

ライン引きは、運動会や体育の授業など、学校行事や教育活動に欠かせない作業です。少しの工夫で、ラインパウダーの粉汚れという小さなストレスから解放され、より快適に作業に取り組めるはずです。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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