公開日:2021/05/25 -> 更新日:2022/12/24

大玉転がし用ボール「大玉」の特徴

今回は、運動会や体育祭で大活躍する「大玉」について、その特徴や選び方のポイントをご紹介したいと思います。

大玉(おおだま)とは

大玉と聞いて、多くの方が運動会で生徒たちが一生懸命転がしている姿を思い浮かべるのではないでしょうか。まさにその通りで、大玉とは、主に運動会や体育祭といった学校行事で使用される巨大なボールのことを指します。

一般的な直径は80cmから150cmほどのものが多く、その大きさを活かして転がしたり、数人で抱えたりして移動させる競技に使われます。ただし、その構造上、投げることや蹴ることは破損の原因となるため、適していません。運動会以外では、遊園地のアトラクションとして利用されているケースもありますね。

色は、紅白の2色が定番ですが、最近では黄色や緑など、カラフルな大玉も増えてきています。競技内容やチーム分けに合わせて選ぶのも楽しいですよ。

大玉のカラーラインナップ

大玉のカラーラインナップは、メーカーや商品によって様々です。運動会でよく見かける赤と白の2色は、ほとんどの商品で取り扱いがありますが、青、緑、黄、あるいはそれ以外のカラーは、商品によってはラインナップにないこともあります。

もし、チーム分けなどで特定の色が必要な場合は、検討段階から色の種類が豊富な商品を候補に入れることをおすすめします。チームカラーに合わせて選べると、生徒たちの士気も高まるのではないでしょうか。

大玉のサイズ別イメージ

大玉のサイズは、競技内容や参加者の年齢、使用する場所の広さによって選び方が変わってきます。例えば、小学校低学年向けには小さめのサイズ、中学生や高校生が大人数で転がすなら大きめのサイズが適しているでしょう。

直径80㎝=体積268L
80㎝サイズは大玉にしては小さい部類に入ります。小さい子供でも持ちやすく、小学校未満のイベントなどに適しています。

直径100㎝=体積523L
学校で使われる大玉のうちやや小ぶりなサイズです。

直径120cm=体積900L
学校で使われる大玉の最もスタンダードなサイズです。

直径150㎝=体積1760L
学校で使われる大玉の中でも大きい部類に入ります。
大人でも子供でも使い勝手がよいサイズ感です。

直径180㎝=体積3053L
一般的な大玉のうち、最大級のサイズです。
地域の体育祭や大人向けのイベントなど向けです。

サイズを選ぶ際のポイントは、次の通りです。

  • 競技の難易度:サイズが大きくなるほど、転がすのに力とチームワークが必要になります。
  • 参加者の年齢や体力:体の小さい児童生徒には、あまり大きすぎる大玉は負担になる可能性があります。
  • 使用場所の広さ:体育館など屋内で使用する場合は、天井の高さやスペースの広さも考慮する必要があります。

カバーの有無による違い

大玉には、大きく分けて「カバーがあるタイプ」と「カバーがないタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して、用途に合ったものを選ぶことが重要です。

カバーありタイプ

このタイプは、内袋と外袋の2枚を重ねて使用します。内袋が空気を入れる本体で、その上から丈夫な外袋をかぶせる構造です。

  • 利便性:もし外袋が破損してしまっても、すぐに大玉全体がしぼんでしまうことがありません。競技を中断することなく、破損箇所を一時的に補修して使い続けられる可能性も高まります。
  • 耐久性:2重構造になっているため、比較的耐久性に優れていると考えられます。
  • 交換性:内袋と外袋はそれぞれ個別に交換が可能です。万が一どちらかが破損しても、片方だけを買い替えれば済むため、長期的に見ると経済的かもしれません。

カバーなしタイプ

こちらは、内袋と外袋が一体となった1枚の素材でできています。

  • シンプルさ:構造がシンプルなため、準備や片付けが簡単です。
  • 価格:カバーありタイプに比べて、安価な傾向にあります。予算を抑えたい場合に良い選択肢となります。

どちらのタイプも一長一短がありますので、使用頻度や予算、メンテナンスの手間などを考慮して選ぶようにしましょう。

大玉に空気を入れるには

大玉は、その大きさゆえに人力で空気を入れようとすると大変な労力が必要になります。効率的かつ安全に空気を入れるためには、専用のコンプレッサーを使用することをおすすめします。

大玉の空気入れ部分は一般的なボールによくあるゴム製バルブではなく、専用のキャップになっています。このキャップもサイズや形状が多様です。

そのため、大玉に適合した専用の空気入れもしくは合う形状の口金がある兼用タイプの空気入れを必要とします。

大玉専用コンプレッサーの選び方とおすすめ商品

大玉用のコンプレッサーを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

  • パワー(送風量):大玉に効率よく空気を入れるためには、十分な送風量があるコンプレッサーを選ぶことが重要です。送風量が少ないと、空気を入れるのに時間がかかり、準備に支障が出る可能性があります。
  • 持ち運びやすさ:運動会会場への持ち運びを考えると、軽量でコンパクトなモデルが便利です。
  • 耐久性:屋外での使用も想定されるため、ある程度の耐久性があるものが望ましいでしょう。
  • アタッチメントの有無:大玉の注入口に合うノズルが付属しているかどうかも確認しましょう。

エバニュー EKA771 大玉用ポンプPK-501

メーカー:エバニュー
品番 :EKA771
商品名:大玉用ポンプPK-501
税別定価:16000円(2022年度時)


販売価格:販売店舗により異なります

大玉に使うコンプレッサーの選び方とおすすめ商品

※紹介している商品価格は当ページに記載時のものです。最新の状況は各販売サイトでご確認ください。
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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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