滑り台(すべりだい)のまとめ-遊び方・身につく力・安全対策
子どもたちに大人気の遊具「すべり台」について、その魅力や遊び方はもちろん、安全に楽しむためのポイントまで、じっくりと解説していきたいと思います。
幼稚園や公園で見かけることの多いすべり台は、子どもたちの成長にとって、実は様々な良い影響を与えてくれる遊具なんです。安全に配慮しながら、
すべり台の基本 - 種類と場所
すべり台は、本当に様々な場所で見かけますよね。小さいお子さん向けの室内遊具から、公園や学校の校庭にある大型のものまで、子どもたちが体を動かすための定番遊具と言えるでしょう。
初めてすべり台に挑戦する時のドキドキ感、滑り降りる時のスリルは、子どもたちにとって特別な体験です。単に楽しいだけでなく、バランス感覚や筋力を自然と養うことができるんですよ。時には、お友達と順番を待ったり、譲り合ったりすることで、社会性も育まれます。階段を上るという動作は、下半身の筋力アップにも繋がるんです。
通常のすべり台

公園などでよく見かける、一人用のすべり台です。高さもそれほどなく、小さなお子さんでも安心して楽しめます。
ワイド型滑り台

幅が広く、数人で一緒に滑ることができるすべり台です。大型の複合遊具に設置されていることもありますね。手すりがない場合もあるので、バランス感覚がより必要になります。
ウェーブ滑り台
滑る途中に波のような起伏があり、スピードの変化を楽しめるのが特徴です。緩急があるので、よりスリルを味わえます。
トンネル型滑り台
筒状になっているため、滑り降りる際に視界が遮られ、ちょっとした冒険気分を味わえます。プールの遊具としても人気がありますね。
ローラー型滑り台
ローラーの上を滑り降りるタイプのすべり台で、比較的長い距離を楽しめるものが多いです。スピードが出やすいので、注意が必要ですね。
滑り台の設置場所
すべり台は、主に以下のような場所に設置されています。
- グラウンド
- 校庭
- 屋上スペース
- 屋内(商業施設や児童館などにある屋内遊具の一部)
すべり台の使い方と身につく力
すべり台は、ただ滑るだけでも楽しいものですが、実は様々な力を養うことができる遊具なんです。
階段を一段一段上る動作は、足腰の筋力や持久力を鍛えます。そして、滑り降りる際には、体のバランスを取ろうとすることでバランス感覚や器用さが養われます。風を切る感覚はスピード感覚を、一瞬の判断は瞬発力を、体全体で動きを感じることはリズム感を、そして、自分がどの位置にいるかを把握する空間認知能力も育まれると考えられています。
自分の体重を支えたり、手で体を支えながら滑ったりする動作は、握力や腕の筋力を向上させます。また、姿勢を保つために背筋や腹筋も自然と使われるため、体幹も鍛えられるでしょう。体を揺らしながら滑る動きは、リズム感を養う良い機会になります。
滑り台によって身につくチカラ
- 握力
- 筋力
- リズム感
- 持久力
- 瞬発力
- 空間認知能力
滑り台の安全対策
楽しく遊ぶためには、安全対策が非常に重要です。利用者である子どもたちと、管理者である施設側がそれぞれ注意すべき点があります。
事故を減らすために利用者が出来ること
保護者や先生方は、以下の点を子どもたちにしっかりと指導してあげてください。
ランドセルを背負ったまま遊ばない
多くの遊具に共通することですが、ランドセルは遊ぶ際の妨げになります。特に、すべり台のように高い場所で順番を待つ場合、誤ってぶつかって転倒したり、階段や脇から落ちてしまう危険性があります。必ず下ろしてから遊ぶように指導しましょう。
引っかかるものを身に着けない
すべり台の最上部や途中に突起物があると、衣服の紐などが引っかかり、思わぬ事故につながることがあります。特に、フードや上着の紐、鍵やホイッスルなどを首から下げるための紐は危険です。遊ぶ前には必ず外すように指導してください。フード付きの服も、引っかかる可能性があることを覚えておきましょう。
遊び方もマナーをもって
順番を守ることはもちろん、無理な遊び方をしない、友達を押したりふざけたりしないといった基本的なマナーを守るように教えましょう。安全に楽しく遊ぶためには、周りの人への配慮も大切です。
施設側が行うべきこと
施設管理者の方は、利用者の注意だけでは防ぎきれない事故を防ぐために、以下の点に配慮をお願いします。
安全な遊具を選ぶ
古い遊具は、現在の安全基準を満たしていない可能性があります。引っかかる可能性のある突起物がないか、子どもがすり抜けてしまうような柵の隙間がないかなど、構造的な安全性を確認しましょう。関連する安全指針がある場合は、それを遵守している遊具を選ぶことが重要です。
錆や腐食などの劣化対策
定期的な点検を行い、錆びて穴が開いていたり、縁が鋭利になっていないか、錆が手につかないか、塗装が剥がれていないかなどを確認し、必要に応じて修理やメンテナンスを行いましょう。
周囲の環境対策
すべり台は、グラウンドの隅や他の遊具の近くに設置されることが多いですが、周囲の環境にも十分な注意が必要です。
- 近くにマンホールがないか、また、マンホールの蓋がしっかりと固定されているか。
- 排水溝や溝の蓋が近くにないか、また、蓋が破損していないか。
- 万が一、すべり台の脇から落ちてしまっても安全なように、地面が適切に整備されているか。
といった点に配慮し、危険な箇所があれば改善するように努めてください。
おススメの落下事故対策
すべり台からの落下事故は、大人が予期しない形で起こることがあります。例えば、逆から登ろうとしてバランスを崩したり、脇から誤って落ちてしまうことも考えられます。そのような場合に備えて、すべり台の下や周囲に、クッション性能の高い安全マットを敷くことを強くお勧めします。
より具体的な落下事故予防対策については、こちらのサイトでも詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ページ作成:東洋体機株式会社
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