鉄棒の危険個所チェックポイント
多くの人が考えているよりも、鉄棒は怪我の多い遊具です。使用者のミスや体力不足で怪我につながることもありますが、遊具の劣化や故障で起こる事故もあります。ここでは施設側が気を付けておくべきチェックポイントを挙げていきます。
鉄棒が錆びていないか

鉄棒の錆びは、強度低下のサインかもしれません。特に、長年屋外に設置されている鉄棒は、雨風にさらされることで徐々に劣化が進みます。目に見える錆びがなくても、内部で腐食が進んでいる可能性も考えられます。鉄棒本体だけでなく、支柱や固定部分にも錆びがないか、定期的に確認することが重要です。
錆びた鉄棒は、使用中に折れたり外れたりする危険性があります。子どもたちが安心して鉄棒を使えるように、日頃から点検を行い、錆びがひどい場合は専門業者に相談して補修や交換を検討しましょう。
危険な突起物がないか

突起物は、子どもたちが鉄棒から落ちた際に、大きな怪我につながる可能性があります。例えば、鉄棒のジョイント部分のボルトが飛び出していたり、固定金具の角が鋭利になっていたりしませんか? また、鉄棒の近くに、忘れられた道具や遊具が放置されていると、それらも突起物となり得ます。
定期的な点検で、鉄棒本体やその周辺に危険な突起物がないかを確認しましょう。もし発見した場合は、速やかに取り除くか、安全な状態に補修することが大切です。細かい部分まで目を配り、子どもたちの安全を守りましょう。




周囲が安全かどうか
鉄棒は背中や頭から落ちる可能性がある遊具です。頭からの落下は、顔面や頸椎に重大なケガを負う可能性があります。
鉄棒はグラウンドの端にあるため、溝蓋・花壇の縁・コンクリートが周囲にあることが多いようです。それらから利用者を保護するクッション材はいくつかのメーカーから出ていますので、周囲の状況によっては導入を検討しましょう。
下記のWEBサイトで鉄棒の落下事故予防対策を公開していますので、合わせてご覧ください。
鉄棒の安全管理は学校の重要な役割です
鉄棒は子どもたちにとって、体力向上や運動能力の発達に欠かせない遊具です。しかし、その一方で、使い方を誤ったり、適切な管理がなされていなかったりすると、大きな事故につながる可能性も秘めています。
安全な環境で子どもたちがのびのびと運動できるよう、日頃からの点検と適切な対応が不可欠です。
ページ作成:東洋体機株式会社
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