ミカサ「ALMUNDO（アルムンド）」サッカーボールが進化して登場-発売は2025年6月予定

スポーツ用品メーカーのミカサ社から、注目の新製品に関する情報が届きましたので、皆さんにお知らせしたいと思います。長年多くの学校現場で愛用されてきたミカサのサッカーボール「ALMUNDO（アルムンド）」シリーズが、この度、大幅に進化し、2025年6月中旬頃に発売開始される予定とのことです。

今回のリニューアルでは、高校サッカーの頂点を決める全国高校サッカー選手権大会の公式試合球としても採用されるという、まさに期待の新モデルです。一体どこが進化したのでしょうか？その魅力を詳しく見ていきましょう。

サッカーの試合や練習は、天候に左右されることも少なくありません。特に雨の日は、ボールが水を吸って重くなり、プレーに影響が出てしまうことがありますよね。

新しいアルムンドでは、そんな悩みを解決するために、パネルの隙間からの浸水を防ぐ「シーム接着製法」が導入されました。これにより、従来のモデルと比べて吸水率が大幅に削減され、雨天時でもボールの重さの変化を気にすることなく、より快適なプレーが可能になります。これは、生徒たちのパフォーマンス向上にも繋がる、嬉しい進化と言えるでしょう。

ボールの蹴り心地は、プレーヤーの感覚に大きく影響します。今回のアルムンドでは、内部構造と表面素材にも大きな改良が加えられています。

まず、糸巻きチューブには、伸縮性の高い強撚糸を使用した独自の製造方法が採用されました。これにより、ボールがより柔らかくなり、生徒たちの足への負担が軽減されることが期待できます。

さらに、糸巻きチューブを覆うパネルには布層が追加され、ボールを蹴った際のインパクトがよりダイレクトに伝わるような設計になっています。これにより、より正確で力強いキックが可能になり、プレーの質を高めることができるでしょう。

サッカーのプレーにおいて、ボールのグリップ力は非常に重要です。特にスローインの際には、ボールが滑ってしまうと正確なプレーが難しくなります。

新しいアルムンドでは、グリップ性を向上させるために、表面のエンボス形状が一新されました。凹面に微細なシボのあるエンボス形状は、全方向への摩擦力を生み出し、スローイン時にもボールが滑りにくくなっています。これにより、生徒たちはより安心してプレーに集中できるはずです。

新しいアルムンドのデザインにも、ミカサの熱い想いが込められています。翼をモチーフにしたデザインは、生徒たちの飛躍や成長を表現しています。また、日本の伝統的な模様である矢絣（やがすり）は、「不幸を取り払い、幸せを射抜く」「まっすぐ前に飛んでいく」という意味を持ち、「勝利を射抜く。世界に向かって突き進むプレーヤー」のイメージが重ねられています。

そして、「ALMUNDO」という名前は、スペイン語で「Al Mundo」＝「To The World」を意味する造語です。これは、サッカーを愛するすべての人々と共に世界へ羽ばたこうという、ミカサの願いが込められたネーミングなのです。

ミカサ社は、「共に世界へ」という思いを胸に、これからも全国の高校サッカー部員たちを応援していくとのことです。今回のアルムンドの進化は、まさにその想いの表れと言えるでしょう。

新しいアルムンドシリーズは、2025年6月中旬頃より発売開始予定です。詳細については、以下の製品ページやミカサ公式HP等でご確認いただけます。

また、アルムンドの特設ページも開設されていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

今回のミカサ「ALMUNDO（アルムンド）」の進化は、吸水率の削減、新しい構造と素材によるプレーヤーへの負担軽減、グリップ力の向上、そしてメッセージ性のあるデザインと、多岐にわたります。これらの進化は、生徒たちのプレー環境をより良くし、可能性を大きく広げてくれるのではないでしょうか。