破れやすいビニールボール（モルテンKVN～～シリーズ、ミカサSOFT～～シリーズ）を長持ちさせる扱い方

スポーツ用の「ビニールボール（ソフトバレーボールとも呼ばれる）」は取り扱いにやや注意が必要です。
薄いビニールを熱圧着しているので、ゴムボールよりもずっと破れやすく、まとめ買いしてもすぐダメになる、と言われることも多々あります。
出来るだけ長持ちさせるにはこれらの点に注意してみてください。

ビニールボールは、外皮が熱圧着によって接着されているため、低温の状態でいきなり空気を入れると熱圧着部分がはがれやすいという特性があります。
温度が低い場所で保管しているのであれば使用の1時間ほど前には暖かい場所に移動させるなど、ボールが冷えすぎていない状態で空気を入れるようにしてください。

これらのビニールボールには専用のハンドポンプなどを使用して慎重に空気を入れてください。
電動式コンプレッサーでは空気が入りすぎてしまうことが多く、ハンドポンプのほうが微妙な調整ができるためお薦めです。

また、空気入れの先につけるアタッチメントはとがっていないものをご利用ください。浮き輪に空気をいれるタイプの形状が適しています。
一般的なボールに入れるアタッチメントは針状のとがったものが使われますが、ビニールボールに使用するとバルブ内の弁を痛める恐れがあります。

ビニールボールはゴムや皮革製のものと比べると、強度がかなり弱くなっています。
強く叩く、打つ、足で蹴るなどは厳禁。
バレーボールのトスのようにソフトにタッチしましょう。

メーカーによってはボールの重さにバリエーションを設けています。
軽いボールほど比例して強度が落ちますので、少しでも破れにくいものをお探しならより重いものを使うのもよい方法です。

重さ100gのものは、ビニールボールにしては強度がある方です。

重さ100gのものは、ビニールボールとしては中程度の強度です。

重さ30gのものは、一般的な運動用ビニールボールとしてはもっとも衝撃に弱くなっています。

これらはビニールボールのメーカーが発売している専用のハンドポンプです。