サッカーレフリー（審判）用のおすすめホイッスル

運動会のシーズンが終わり、次は球技大会の準備で忙しいという先生方もいらっしゃるのではないでしょうか？サッカー部顧問の先生方は、練習試合や公式戦のレフェリーをすることもあるかと思います。

今回は、サッカーという競技にぴったりのホイッスルについて、その競技特性からおすすめの製品をご紹介していきます。

サッカーは、他のスポーツとは少し異なる特徴を持つ競技です。ホイッスルを選ぶ上で、この特性を理解しておくことが大切です。

このように、サッカーにおけるホイッスルは、屋外の騒がしい環境で、広い範囲にいる選手に、確実に、そして切れのある音を届けるという、かなり過酷な条件に置かれていると考えられます。

上記のようなサッカーの競技特性を踏まえると、優れたサッカー用ホイッスルには次のような特徴が求められます。

試合や大会によっては使用するホイッスルが指定されることも稀にありますが、ほとんどの場合は審判自身がホイッスルを選ぶことになります。その際には、以下の点を参考にしてみてください。

これらのサッカー特有の状況を踏まえて開発されたホイッスルの中から、私がお勧めする製品をいくつかご紹介します。

前述の状況を踏まえて開発されたホイッスルが、サッカー専用の「バルキーンホイッスル」です。スポーツメーカーのモルテンが、多くのレフェリーの協力のもと開発しました。

大型スタジアムでも、ブブゼラが鳴り響いても、観客が大歓声をあげていても響き渡る音を出せるのがバルキーンの第一の特徴です。プロの試合でも多く使われており、その性能は折り紙つきと言えるでしょう。

「バルキーンほどの性能は求めないけれど、サッカーに適したホイッスルが欲しい」という方には、エントリーランクモデルとして「ドルフィンFホイッスル」も良い候補になります。

スポーツ全般に使えるドルフィンホイッスルをベースに、サッカー向けにチューニングされたモデルです。バルキーンほど遠くまで音は届きませんが、中規模程度のグラウンドならドルフィンFでも十分にその性能を発揮します。ちなみに、名称にある「F」はフットボールのFを意味しています。

バルキーンが登場するまでは、スポーツ全般用としてよく使われていたのが「ドルフィンホイッスル」です。特定の競技に特化したホイッスルではなく、その名の通りスポーツ全般向けに開発されています。

ドルフィンホイッスルは、いくつかの色違いやバリエーションがあります。マウスグリップが付いたモデルもありますが、基本的な音色は共通しています。サッカー以外のスポーツでも幅広く使いたいという先生方には選択肢の一つになるでしょう。

「FOX40」もホイッスルのブランドとして非常に有名です。様々なバリエーションがあり、それぞれ音色が異なるモデルが多いのが特徴です。用途や好みに合わせて選べる選択肢の多さが魅力と言えるでしょう。

サッカーは屋外の広い競技場で行われ、鳴り物や歓声の中、審判はホイッスルを吹く必要があります。

常に走り回っていることや、メモや時計、イエロー・レッドカードといったホイッスル以外の携帯物も多く所持しているのもサッカー審判の特徴です。そのため、手元から離したホイッスルを再び構えるシーンも多くなります。

これらの厳しい条件に合ったホイッスルを使うことは、円滑な試合運営、ひいてはより良いゲームメイクの一助となると考えられます。今回ご紹介したホイッスルが、先生方の審判活動の一助となれば幸いです。