スポーツや体育の授業をするときには、エリアを区切ったりコートを書いたりするのに白いラインを書きます。ラインを書くためにはラインパウダーという粉を使いますが、「どんな下地にラインを書く」によって使うラインパウダーが異なります。
この記事では、それらを下地の場所別に説明していきます。
屋外にラインを引く - 運動場、グラウンド、河川敷
運動場、グラウンド、河川敷などの場合です。
土グラウンドの場合
もっとも一般的な土のグラウンドの場合、ラインテープを釘などで固定するかラインパウダーという粉でラインを引くことになります。
ラインテープを使う - 風で消えず長期間持つ
幅は約1cm~12cm程度で雨でも消えず、長期間使用できます。
また、ほとんどのラインテープは釘を使って固定します。
釘はすらっとしたタイプよりも、スクリュー型(ネジのよう)が抜けにくいのでオススメです。
ラインテープの断面形状によって変わる安全性
ラインテープは断面が長方形よりも半円型の方が、足を引っ掛けにくくなっています。
グラウンドのトラック用に一番おすすめなのは「ミキライテープ1.5cm幅」。「スクリュー型の釘」を使うことで錆びて抜けづらくなり、断面の形状とあわさってもっとも足をかけづらく安全になります。
白い粉(ラインパウダー)を使う - 手軽で使用後すぐ消せる
もっともよく使われる、ラインパウダーでの白線を書く方法です。
風雨で消えますし、使っているうちに土と混ざって境界があいまいになってきます。それがメリットでもあり、一時的なラインを書くのによく使用されます。
10kgの小分けで安価なラインパウダーにはこのようなものがあります▼
人工芝生の場合
人工芝のグラウンドでは、粒度の細かいものを使用するのがおススメです。
天然芝生の場合
天然の芝は水性塗料を使うことができます。
屋内にラインを引く - 体育館・ジム・教室など
屋内の場合は、風や雪で消えるということがありません。
また、床はフローリングであることが多いので、粉タイプのものは滑ってしまい向いていません。そのため塗料かテープかの2択になります。
長期間ラインが残ったほうがいい場合
専用塗料で、塗装する
綺麗にラインが引けます。取れにくいのがメリットでもありデメリットでもあります。
新規、塗替えなどは専門的知識を持った企業に依頼されるほうがよいと思います。
体育館用のラインテープを貼り付ける
体育館用のラインテープですと、自由な位置にラインが引けます。専門業者に任せれこともできますが、たいていは職員や担当者が行います。
誰でも貼り直しが簡単にできるので、低コストです。
ラインテープは競技の種類によって、さまざまな幅と色のものがあります。
使用後すぐに消したい場合
施設を間借りする・大会を開くなど、一時的な競技用ラインを引く場合には短期使用向けの弱粘着性ラインテープが適しています。
また、短期間だけラインを”消す”ためのテープもあります。
まとめ
体育やスポーツでラインを引く場合は、
どれで引くかを、場所と期間によって使い分けましょう。
- 屋外の土グラウンドなら、屋外用ラインテープかラインパウダー
- 屋外の人工芝生なら、人工芝生用ラインパウダーかマジックテープ式ラインテープ
- 屋外の天然芝生なら、塗料
- 屋内の長期間使用なら、塗料かラインテープ
- 屋内の短期間使用なら、弱粘着性ラインテープ
ラインはいろいろな種類があるので、この記事を見て判断してみてくださいね。
Last Update: 2021-05-27