公開日:2021/05/19 -> 更新日:2023/06/26

学校・施設向け 一輪車選びのための基礎知識

学校でよく尋ねられる一輪車について、選ぶ際のポイントをまとめました。運動器具選びのご参考にしてください。

一輪車(学校等の施設向け)とは?

一輪車のサイズ

  • 14インチ 幼児用
  • 16インチ 小学校低学年用
  • 18インチ 小学校中学年用
  • 20インチ 小学校高学年用
フラップ仲條2016カタログより

タイヤサイズは自転車と同じように吋(インチ)が使われます。

基本的なサイズは14吋、16吋、18吋、20吋で、数字が大きいほどタイヤも大きくなります。ちなみに大人用の自転車は24~28インチぐらいが多いので、一輪車はそれよりかなり小さいタイヤを使います。

サイズと利用者層

一輪車のメーカーによって多少の違いはありますが、おおむね上記の基準で選ばれています。小学校で全校生徒が使用する場合は、16インチ、18インチ、20インチをバランス良く揃えるのがおすすめです。

フラップ仲條2016カタログより

タイヤの違い

昔は空気を入れるタイプのタイヤ、エアータイヤのみでしたが、最近はノーパンクタイヤの一輪車も増えています。

エアータイヤ(チューブ式)

多くの部品が交換可能で、メンテナンスを行うことで長く使用できるため経済的です。しかし、パンクのリスクがあり、その都度メンテナンスが必要です。

ノーパンクタイヤ

パンクしないことが最大のメリットで、安心して使用できます。特殊なチューブでできていますが、タイヤが摩耗すると一輪車ごと交換となる点がデメリットです。

エアータイヤとノーパンクタイヤにはそれぞれ利点と欠点があるため、どのような使い方をしたいかによって選択する必要があります。一般的に、クッション性はエアータイヤの方が優れていると言われています。一方、メンテナンスの手間はノーパンクタイヤの方がかかりません。特に、忙しい教育現場などでは、パンク対応の必要がないノーパンクタイヤは大きなメリットとなります。

コストパフォーマンスの面では、エアータイヤはメンテナンスをしながら長く使える可能性があります。一輪車は多くの部品が交換できるためです。

参考までに、交換できる主な部品は下記の通りです。
タイヤ
チューブ
シートピン
クランク
ペダル

エアータイヤとノーパンクタイヤどちらを選ぶべきか?

丁寧に手入れを行い、長期間使用することを考えるのであれば、エアータイヤの方がコストパフォーマンスは高くなる可能性があります。ただし、修理にかかる人件費などのメンテナンス費用は考慮する必要があります。

ノーパンクタイヤは、基本的にタイヤが摩耗して溝がなくなったら寿命を迎えます。エアータイヤほど頻繁なメンテナンスは不要ですが、使い捨てに近いと考えられます。

どちらが良いかは一概には言えませんので、使用状況や重視する点を考慮して選択してください。

一輪車以外にあると便利なもの

収納ラック

フラップ仲條2016カタログより

一輪車を整理整頓して保管するために必要です。

壁際に設置できない両面から取り出すタイプの収納ラックもありますので、設置場所や使いやすさを考慮して、必要な台数に合わせて選びましょう。

トーエイライト2016カタログより

このように両面から一輪車を取り出すタイプだと、壁際に収納ラックを置くことができません。

選ぶにあたっては、台数・どこに置くか・誰が使うかを考えてご選択ください。

練習用スタンド

一輪車の練習を安全に行うための補助器具です。
一輪車は最初のうちはとても乗るのが難しい乗り物です。鉄棒につかまりながら練習する子供も多いのですが、専用のスタンドがあると上達が早くなります。
この製品のように両側に手すりがついているタイプだと子供が前を向いたまま一輪車の練習ができるという特徴があります。
手すりには高さが同じものや段違いになっているものなど、いろいろとあります。

一輪車のメーカー

学校や施設向けの一輪車でよく利用されているメーカーとしては、エバニュー、トーエイライト、フラップ仲條などがあります。これらのメーカーは、ミヤタサイクルの自転車も取り扱っています。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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