水泳ヘルパーの種類・特徴
水泳の授業や練習で、子どもたちの安全確保と泳力向上をサポートするために、「水泳ヘルパー」は非常に役立つアイテムです。今回は、この水泳ヘルパーの種類とそれぞれの特徴について詳しくご紹介します。
水泳ヘルパーとは
水泳ヘルパーは、水泳時に身体に装着して浮力を補助する体育用具です。よく知られているビート板とは異なり、手や足が自由に使える点が大きな特徴です。これにより、泳ぎのフォームを崩すことなく、安心して水に慣れることができるようになります。
ビート板と併用することで、さらに効果的に水泳の練習を進めることができるでしょう。ヘルパーの浮力は、浮き部分のサイズによって異なります。適切な浮力のヘルパーを選ぶことで、子どもたちは無理なく水に浮く感覚を掴み、泳ぎの習得に繋がると考えられます。
水泳ヘルパーの種類
水泳ヘルパーは、主に装着する部位によっていくつかの種類に分けられます。
腕につけるもの
腕に装着するタイプのヘルパーは、「アームヘルパー」と呼ばれることもあります。小さな浮き輪のような形状をしており、空気を入れて膨らませた後、腕を通すことで浮力を得ます。ほとんどの製品が2個セットになっており、両腕に装着してバランス良く浮力を補助できるようになっています。
アームヘルパーは、特に水に慣れていない子どもや、顔を水につけることに抵抗がある子どもにとって、安心感を与えるアイテムです。腕に装着することで身体が自然と浮き上がり、水中で呼吸をすることや、手足の動きを練習することに集中しやすくなります。

シンプルな形状のアームヘルパーは比較的安価に入手できます。

製品によっては万一の空気漏れ時でも浮力が得られるよう、発泡剤が入っているものもあります。
体に巻き付けるもの

体に巻き付けるタイプの水泳ヘルパーは、主に腰や背中などに装着します。ビート板やアームヘルパーと比較して、より広範囲で安定した浮力を提供できるのが特徴です。このタイプのヘルパーは、泳ぎのフォームを修正したい場合や、長距離を泳ぐ際の補助として活用されることもあります。
腰に巻くタイプは、特に下半身が沈みやすい子どもにとって有効です。ヘルパーが下半身を支えることで、水平な姿勢を保ちやすくなり、バタ足やプル動作の練習に集中しやすくなります。
固定方式
体に装着するタイプの水泳ヘルパーには、主に以下の2つの固定方式があります。それぞれの方式には、異なるメリットがあります。
ひも
ひもで固定するタイプのヘルパーは、安価で壊れにくいという点が大きなメリットです。また、ひもの長さを細かく調整できるため、様々な体格の子どもに対応しやすいのも特徴と言えるでしょう。使用後に乾かす際も、ひもを緩めて広げられるため、乾きやすいという利点もあります。
バックル
バックルで固定するタイプのヘルパーは、なんと言っても取り付けの手間がかからない点が評価されています。カチッと留めるだけで簡単に装着できるため、プールの準備にかかる時間を短縮することができます。また、確実に装着されているかどうかの確認も容易で、低年齢の児童など、ひもを結ぶのが難しい年代の子どもたちにとっても扱いやすいでしょう。
水泳ヘルパーは、子どもたちが水に親しみ、安全に泳ぎを習得するための強力なサポートツールです。それぞれの種類や特徴を理解し、子どもたちの状況に合わせて適切なヘルパーを選んであげることが大切だと考えます。
おすすめの水泳用ヘルパー・アームヘルパーはこちらのページも参考にしてみてください。
また、水泳ヘルパーを使い終わった後は、保管方法にも気を配りたいものです。プール用品の整理棚に収納することで、水切りができて衛生的ですし、紛失予防にもなりますよ。
ページ作成:東洋体機株式会社
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