ボール用バルブの特徴～molten製品編～

体育の授業や部活動で毎日使うボール。空気漏れが気になったり、空気を入れようとしたらバルブがおかしい、と感じたことはありませんか？特にモルテンのボールをお使いの先生方にとって、どのバルブを選べば良いか迷ってしまうこともあるかもしれませんね。

今回は、数あるモルテンのボール用バルブの中から、主な製品をピックアップしてご紹介したいと思います。それぞれのバルブがどんなボールに合うのか、詳しく見ていきましょう。

モルテン・アディダス製のバレーボールをお使いの先生方におすすめなのが、このBC0043-Wです。このバルブは中央に穴が開いており、メーカーのロゴ刻印が入っているものもあります。すべてのモルテン・アディダス製のバレーボールに合うわけではありませんが、多くのモデルでご使用いただけます。もしお使いのバレーボールのバルブが白色で中央に穴が開いているようでしたら、このバルブが適合する可能性が高いでしょう。

ドッジボールとソフトバレーボールは、どちらもレクリエーションや軽めの運動でよく使われますね。これらのボールに適しているのがBC0041-Wです。こちらもバルブの中央に穴が開いているタイプで、モルテン・アディダスのドッジボールとソフトバレーボールに対応しています。様々な種類のボールがある中で、互換性のあるバルブがあるのは、管理の面でも助かりますね。

もし先生方がお持ちのサッカーボールが、定価で7,000円から17,000円ほどの比較的高価なモデルであれば、このBC0044-Kが合うかもしれません。このバルブは黒色で中央に穴が開いており、特にアセンテックやサーマルボンディングといった特殊な製法で作られたモルテン・アディダスのサッカーボールに採用されています。これらのボールは高いパフォーマンスが求められるため、バルブも専用のものが使われていることが多いのです。

BC0045-Kは、主にアディダス製のサッカーボール、特にサーマルボンディング製法のボールに対応しています。かつてはモルテンとアディダスのトップモデルで同じバルブが使われていた時期もありましたが、2017年以降はそれぞれ別のバルブが採用されるようになりました。現在アディダス製のサッカーボールでこのタイプの製法のものをお持ちでしたら、黒色で中央に穴が開いているこのバルブが適合します。

屋外でサッカーボールを使用する機会が多い先生方にとって、砂がバルブに入り込んで空気が漏れるといった経験はありませんか？そのようなお困りごとを解決してくれるのが、このBC0053-Wです。モルテン・アディダスの3,000円から6,000円程度の中級クラスのサッカーボールに多く採用されています。

このバルブの最大の特徴は、バルブの中央が閉じている点です。空気針を刺すと開く仕組みになっており、これにより砂やホコリがボール内部に侵入するのを防いでくれます。お使いのボールのバルブが黒色であっても、交換用としてはこの白色の砂防止バルブをご使用いただいて問題ありません。屋外での使用が多いサッカーボールには、このタイプのバルブが使われていることが多いので、ぜひ確認してみてください。

モルテン・アディダス製のバスケットボール全般にご使用いただけるのが、このBC0043-Kです。革製だけでなく、ゴム製のバスケットボールにも対応しています。バルブは黒色で中央に穴が開いており、多くのバスケットボールに採用されています。バスケットボールは練習で酷使されることも多いので、バルブの交換が必要になる場面も多いかもしれませんね。

ここまで、モルテンが販売しているボール用バルブについて、それぞれの特徴と対応するボールの種類をご紹介してきました。

ご覧いただいたように、モルテンやアディダス製のボールには、用途や製法によって様々な種類のバルブが使われています。もしお使いのボールのバルブが壊れてしまった場合、モルテンもしくはアディダス以外のメーカーのボールですと、交換用のバルブが市販されていないケースがほとんどです。その場合、メーカーに修理を依頼するか、新しいボールを購入するかといった選択肢になります。

ボールを選ぶ際には、バルブのようなメンテナンス部品が手に入りやすいかどうかも考慮すると、長期的なランニングコストを抑えることにもつながります。子どもたちが使う大切なボールを長く、快適に使っていくために、ぜひ今回の情報がお役に立てば幸いです。