グラウンドテープ・釘の種類と特徴
このページでは、学校やスポーツ施設のグラウンドにある目印「グラウンドテープ・釘」の特徴・使い方・取り付け方法・保管・などについて説明していきます。
グラウンドテープとは
グラウンドテープとは、学校のグラウンドなどに張り、陸上競技のトラックを描いたりサッカーのエリア分けをしたりするために使われるテープのことです。
色はほとんどの場合、ホワイトが使われます。
釘用の穴が開いていて、スムーズに施工ができるようになっています。
幅について
1.5~5.0㎝が主流で、そのうち1.5㎝と5.0㎝の2種類が最もよく使われています。
1.5cm幅はグラウンドのトラック競技のラインに、5cm幅はテニスやサッカー用の(簡易)コート作成に適しています。
加工について
テープの表面加工では、筋状の加工がされているものとされていないものがあります。筋があると踏んだ時に滑りにくく、捻挫などの怪我につながるおそれがひくいため、 安全性が高いとされています。
テープの断面加工では、長方形になっているものと半月状になっているものがあります。半月状の方が地面に食い込むような力のかかり方をするため、足をひっかけづらくオススメです。
釘(グラウンドテープ用)とは
グラウンドテープ用の釘は、各メーカー合わせて10~20種ほど発売されており、それぞれに特徴の違いがあります。
長さ
6cm~8cm程度のものが主流です。長いほうが抜けにくくなっています。
形状
釘の表面がつるっとしたものより、ネジのような加工がされている「スクリュー型の釘」のほうが抜けにくくなっています。
素材
鉄がむき出しのもの、セラミックコーティングされているものなどさまざまあります。コーティングされているものは保管中も使用中も錆びにくく、コーティングされていないむき出しの釘は錆びやすいです。
一見すると錆びることはデメリットに思えますが、錆びた釘は抜けにくくなるため、あえて錆びやすい釘を選ばれることもあります。
グラウンドテープと釘の使用方法
目印を示す「グラウンドマーカー」が埋め込まれている場合はそれを基準にして、無ければ巻き尺などで距離を測りながらグラウンドテープをまっすぐに張って釘を打ち込みます。
日常のメンテナンス
グラウンドに張ったテープは砂がかかって見づらくなります。
コートブラシなどで綺麗にします。
ラインブラシがあると、ピンポイントでライン上だけ掃除できるのでより便利です
グラウンドテープの劣化時
グラウンドテープは、経年劣化すると硬化し、割れたり千切れたりすることがあります。日光が当たる屋外に張られるという点から避けようがない劣化なので、定期的に張り替えることが必要となります。
ページ作成:東洋体機株式会社
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