プール用品整理台の種類・特徴
プール用品の整理や収納はどのようにされていますか? 水泳の授業や部活動で使うビート板、ヘルパー、アトラクション用具など、プールの備品は多岐にわたります。これらをきちんと整理整頓しておくことは、紛失や破損を防ぎ、長く大切に使うためにも重要だと考えられます。
今回は、そんなプール用品の収納に欠かせないプール用品整理台の種類と特徴、そして運用・メンテナンスのポイントについてご紹介したいと思います。
プール用品整理台の種類
プール用品整理台と一口に言っても、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を知って、学校のプールや用具室に合ったものを選んでみませんか?
棚型のタイプ
もっとも一般的に目にするのが、この棚(ラック)形状の整理台ではないでしょうか。多くの学校で導入されているタイプだと思います。
棚型整理台の段数は3~4段のものが多く、収納したい用品の量に合わせて適切なサイズを選ぶことが可能です。素材は、水に濡れる環境で使うため、錆びにくいアルミ製が主流です。まれにステンレス製のものも見かけます。
このタイプの整理台は、通気性が良く、ビート板などを乾かしながら収納できる点がメリットとして挙げられます。また、キャスター付きのものを選べば、移動も楽に行えますね。


イレクターで作られたタイプ

イレクターとは、軽量で丈夫なプラスチックコーティングされた鋼管と、それらを繋ぐジョイントを組み合わせて、様々な形状の構造物を作れるDIY用の材料です。このイレクターを使って、学校でプール用品整理台を自作するケースもあります。
イレクター製の整理台の最大のメリットは、サイズや形を自由にカスタマイズできる点です。プールのスペースや収納したい用品の大きさに合わせて、ぴったりの整理台を作ることができます。例えば、細長いビート板専用のスペースや、水泳ヘルパーを掛けておけるフックなどを取り付けることも可能ですね。
ただし、自作になるため、耐久性や安定性については、作る人の技術に左右される部分もあります。
コンテナ型のタイプ

コンテナ型のプール用品整理台は、その名の通り、大型のコンテナのような形状をしています。主に、ビート板やヘルパーといった小物をまとめて収納するのに適しています。
このタイプのメリットは、蓋付きのものが多いため、砂埃や雨などから収納物を守りやすい点です。また、キャスター付きのものが多く、プールサイドから用具室への移動などもスムーズに行えます。
ただし、通気性があまり良くないため、収納する前に水気をよく切るなど、カビの発生には注意が必要だと考えます。
おすすめのプール用品整理台
どのタイプの整理台を選ぶかは、学校のプールの環境や、収納したい用品の種類・量によって変わってきます。
もし、どんな整理台が良いか迷われたら、下記のページも参考にしてください。
運用・メンテナンス
せっかく導入したプール用品整理台も、適切に運用・メンテナンスしなければ、その寿命を縮めてしまうことになりかねません。長く安全に使うためのポイントをいくつかご紹介します。
設置場所の工夫
整理台もプール用具も、直射日光に当たり続けると劣化が早まります。特にプラスチック製品は、色褪せやひび割れの原因になることもあります。そのため、屋内の用具室や、日陰になる場所に設置するのが理想的です。
また、台風など悪天候が予想される場合は、屋外に設置している整理台は必ず屋内に移動させるようにしましょう。強風で倒れたり、飛散したりするのを防ぐことができます。
定期的な点検とメンテナンス
プール用品整理台は、水際で使用されることが多いため、錆びにくい素材が使われていることが多いです。しかし、全く錆びないわけではありませんし、日々の使用による劣化は避けられません。
そのため、定期的な点検は非常に重要です。特に以下の点を確認するように心がけてください。
- ボルトやネジの緩み: 緩みがある場合は、しっかりと締め直しましょう。緩んだまま使用すると、ガタつきの原因になり、破損につながる可能性もあります。
- フレームや棚板の破損、変形: 錆びや腐食、亀裂などがないか確認しましょう。もし破損が見られる場合は、修理や交換を検討する必要があります。
- キャスターの動作: キャスター付きの場合は、スムーズに動くか、ロックがしっかりかかるかを確認しましょう。
このような点検の重要性については、メンテナンス専用の書籍でも触れられています。例えば、「事故防止のためのスポーツ器具の正しい使い方と安全点検の手引き」という書籍では、棚型タイプのプール用品整理台に関する参考資料が掲載されています。専門的な知識を深めたいとお考えの場合は、こういった書籍も参考にしてみるのも良いかもしれません。
プール用品整理台は、日々の授業や部活動をスムーズに進める上で、縁の下の力持ちのような存在です。適切な整理台を選び、きちんとメンテナンスを行うことで、より快適なプール環境を生徒さんたちに提供できるのではないでしょうか。
ページ作成:東洋体機株式会社
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