Q:プールフロアは屋外に保管してもかまいませんか?
A:プールフロアの保管は屋内が基本です

結論から申し上げますと、プールフロアの保管は屋内が基本です。
プールフロアの素材は、一般的にFRP(繊維強化プラスチック)やPVC(塩化ビニル樹脂)などのプラスチック樹脂が使われています。これらの素材は、太陽光に含まれる紫外線によって徐々に劣化が進んでしまう性質があります。屋外に長期間放置すると、色褪せたり、素材が硬くなったり、ひび割れが生じたりする可能性も考えられます。これは、プールフロア自体の寿命を縮めるだけでなく、安全性の面からも望ましくありません。
また、ご質問のように「壁に立てかけて保管する」という方法も、あまりおすすめできません。プールフロアは一枚一枚それなりの重さがありますし、表面が滑りやすい素材の場合もあります。不安定な状態で立てかけておくと、不意に倒れてしまう危険性があります。万が一、生徒さんや先生方が近くにいるときに倒れてしまったら、大変な事故につながりかねません。安全を最優先に考えるならば、立てかけではなく、平らな場所に重ねて保管することが重要です。
プールフロアの安全な保管方法
プールフロアを保管する際は、以下の点に注意していただくことで、安全かつ長持ちさせることができます。
直射日光の当たらない屋内に保管する
紫外線の影響を避けるため、倉庫や体育館などの屋内で保管しましょう。
平らな場所に重ねて保管する
倒れる危険性をなくすため、安定した場所に平積みで重ねて保管してください。
清潔な状態で保管する
プールフロアを使用した後、汚れや水分をしっかりと拭き取ってから保管することで、カビの発生や劣化を防ぐことができます。
もし、保管スペースに限りがあるようでしたら、専用の保管台やキャスター付きの台などを活用することも検討してみてはいかがでしょうか。それらを活用することで、限られたスペースでも効率的に収納できますし、移動も楽になります。
折り畳みタイプのプールフロアもおすすめ
「保管場所を十分に確保することが難しい」というお悩みをお持ちの先生方もいらっしゃるかもしれませんね。そのような場合には、折り畳みタイプのプールフロアも選択肢の一つとしてご検討いただくことをおすすめします。
一般的なプールフロアは一枚板でできており、分解を想定していない構造になっています。そのため、無理に分解しようとすると、連結部分のアタッチメントが破損したり、固定に使われているリベットが再利用できなくなったりといった不都合が生じる可能性があります。一度破損してしまうと、修繕に費用がかかったり、最悪の場合は使用できなくなってしまうことも考えられます。
その点、折り畳みタイプのプールフロアは、その名の通り、折り畳んでコンパクトに収納できるように設計されています。これにより、従来のプールフロアに比べて保管スペースを大幅に削減することが可能です。組み立てや収納も簡単に行えるものが多く、日々の運用負担の軽減にもつながると考えます。
当社の取り扱っているプールフロアの中にも、折り畳みタイプがございますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
おすすめのプールフロアはこちら(折り畳みタイプもあり)
また、プールフロアにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。使用するプールの深さや用途、予算に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
その他のプールフロアの特徴はこちら
プールの安全な利用と、運動器具を長く大切に使っていただくために、適切な保管方法について少しでもお役に立てれば幸いです。
ページ作成:東洋体機株式会社
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