この記事では、体育館用のラインテープの種類と選び方、おすすめ製品などを紹介します。
ラインテープを貼る機会がある人はそうそういないはず。そんな人でも選びやすいようにライン幅と競技名、色の種類や素材ごとの特性までを紹介していきます。
体育館ラインテープとは
スポーツ用のラインテープには、グラウンド用と体育館用があります。グラウンド用は釘で地面に打ち付けて固定しますが、体育館用のラインテープはガムテープみたいに粘着面があるので、床に貼り付けるだけで使用できます。

このラインテープは、体育館に競技用のコートを描くために使われます。
ガムテープのような巻物状になっており、何巻きかのセットで販売されています。

体育館ラインテープの特徴
体育館用のラインテープには、このような特徴があります。
競技によってラインの幅が違う
体育館に描かれるコートは、競技によってラインの幅が異なります。特定の競技ではない、通常の運動用なら50mmがよく使われます。
40mm幅 | ソフトバレーボール・バドミントン |
50mm幅 | バレーボール・バスケットボール・ハンドボール・テニス・剣道・ドッチボール・その他の運動 |
70mm幅 | 剣道・柔道 |
80mm幅 | フットサル |
100mm幅 | 剣道・柔道 |
ラインテープには伸縮性の違いがある
ラインテープには伸縮性がある素材と、伸縮性が無い素材があります。
伸縮性があると伸びるので曲線に使いやすい反面、引っ張ったときに中心が伸びるため直線に使うにはややコツが必要です。
伸縮性が無いと、その逆で直線に使いやすい反面、曲線を描くことはできません。
ラインテープにはいくつかのカラーがある
ラインテープの種類によりますが、よくあるカラーはこういったものです。
- 白(ホワイト)
- 青(ブルー)
- 緑(グリーン)
- 赤(レッド)
- 黄色(イエロー)
このうち最もよく使われるのは白です。体育館ではさまざまな競技のコートを描く必要がありますので、利用者が混乱しないように競技ごとに色分けをするのが一般的です。
その他ラインテープと合わせて使いたいグッズ
ラインテープと合わせてよく使われる製品があります。
ライン消しテープは、使わなくなったラインの上から貼り付け、見えづらくします。ライン消しテープについてはこちらの記事で別途取り上げています▼
テープクリーナーは剥がしたラインテープの”のり”を綺麗に取ることができます。
フロア用コンパスを使うと、曲線を綺麗に引くことができます。
体育館ラインテープの保管・メンテナンス
ラインテープは基本的に強度があり水にも強いですが、なるべく涼しく湿気の少ない環境で保存したほうが長持ちします。また、あまり長い期間保存し続けると使用時にべたべたして使えなくなります。
おススメの体育館ラインテープ
40mm ソフトバレーボール・バドミントン
40mm幅のものをモルテン社の製品から紹介します
▼これはポリプロピレンの、直線向け製品
▼このビニール製品だと、曲線が引けます
50mm バレーボール・バスケットボール・ハンドボール・テニス・剣道・ドッジボール
50mm幅のものはミカサ社のものから紹介します
▼これは直線向けの伸びないタイプ
▼これは曲線向けの伸びるタイプです
70mm 剣道 柔道
80mm フットサル
フットサルでは80mmが使われます。下記の違いは長さ。20mと50mです。
100mm 剣道 柔道
破線が引けるもの
バレーボールで使われる破線のラインを引くための専用テープがこちらです。
短期使用向け
短期間だけ、体育館ラインを引きたい場合は弱粘着性のものがおすすめ。
こちらの記事にて案内しています。