競技・施設用トランポリンの種類と特徴
トランポリンはバランス感覚・調整力・持久力づくりに特に役立つスポーツで、国際的な競技にもなっています。
用具としてのトランポリンは大きく分けて施設向けの競技用(=施設用)と、家庭用があり、前者は【学校・施設・公民館・スポーツクラブ】などで使われています。ここではそれらの施設向けトランポリンの種類と特徴を紹介していきます。
施設用トランポリンの特徴・メリット
施設用トランポリンを家庭用と比較すると
- サイズが大きい
- フレームやベッドの強度が高い
- メンテナンス性が良い
- 交換部品の供給が多い
- 安全性を確保するための規格がある
などの大きな特徴があります。
競技用・業務用トランポリンの種類
公式検定品トランポリン
公式検定品はトランポリン協会の検定をパスした製品です。
トップクラスのトランポリンで、体操競技に使われます。
周辺機器(オプション)が多く、組み合わせてシステムとして使用するのが一般的。
ドイツなど日本以外の国で作られたものが数多くあります。
公式検定品のサイズ・・・5100×2920×高さ1150mm
価格は100万円からが目安となります。
普及検定品トランポリン
こちらも体操競技用に適した製品です。
写真の製品は吉田体機社製のTP-210(A)競技用トランポリンに弾性強化フレームをプラスしたもの。
普及検定品のサイズ・・・4500×2700×高さ1000mm
価格帯は60~90万ほどです。
こちらはセノー社製CA2011 レギュレーションです。
一般的な運動施設、学校などで使われることが多いランクのものです。
ジュニア・チャイルド・レクリエーション用トランポリン
レクリエーションやジュニア用は本格的な競技には向いていませんが、施設利用に十分な安全性を持つ製品です。
学校・自治会館等にもよく設置されています。
子供、幼児、身体障害者向け施設でも授業にレクリエーションにと使われています。
個人向けと比較すると、安全度がより高く不特定多数が使えるものとなっています。
これは吉田体機社のTP-209普及型トランポリンで使わないときは折り畳んで収納できるタイプの製品です。
施設向けのトランポリンの多くは折り畳みできるようになっています。
こちらは幼児向け施設で人気のある、吉田体機社製TP-206 ジャンプー・ストラドルです。
幼児用であっても、不特定多数が使うならこういった施設向けのトランポリンを使いましょう。剛性・安全性・メンテナンス性が高く長く使い続けられます。
障害者施設向けトランポリン
セノー社のCR0100 ソフトトランポリンです。
フレームの高さが調整されていて、車いすでも乗り降りしやすい構造です。
障害者専用トランポリンの中には、健常者の使用には適さないものがあるので、選定時は専用か兼用かにご留意ください。
競技用・業務用トランポリン向け周辺用具
トランポリンを補助するもの、競技を安全にするものなど、トランポリンには周辺用具があります。
たとえば、下記のように背の高いトランポリンに乗るためのタラップ、宙返りの練習をするための釣り装置などです。
周辺器具が充実しているのも施設向けトランポリンの特徴です。
下記は、先述したTP-210(A)競技用トランポリン弾性強化フレームです。長方形に見える部分はマットと補助台の組み合わせで出来ています。
この他にも、トランポリン本体の収納カバーやスポッターマットと呼ばれるものがあります。スポッターマットとは、指定された人が競技中のトランポリンに投げ入れるために持つマットで、危険回避の目的で使われるものです
おすすめの競技用・施設用トランポリン
よく使われるトランポリンは下記ページにて紹介しています。
ページ作成:東洋体機株式会社
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