学校・施設向け 一輪車選びのための基礎知識
どの学校にもある【一輪車】について、学校から聞かれる内容をまとめました。運動器具選びの参考にしていただければと思います。
一輪車(学校等の施設向け)とは?
一輪車のサイズ
タイヤサイズは自転車と同じように吋(インチ)が使われます。
基本的なサイズは14吋、16吋、18吋、20吋で、数字が大きいほどタイヤも大きくなります。ちなみに大人用の自転車は24~28インチぐらいが多いので、一輪車はそれよりかなり小さいタイヤを使います。
サイズと利用者層
一輪車のメーカーによって違いはあるものの、おおむねこのような基準で選ばれます。例えば小学校で全校生徒が使うなら、16インチ、18インチ、20インチをバランスよくそろえるのがオススメです。
- 14インチ・・・幼児用
- 16インチ・・・小学校低学年用
- 18インチ・・・小学校中学年用
- 20インチ・・・小学校高学年用
タイヤの違い
昔は空気を入れるタイプのタイヤ、エアータイヤのみでしたが、最近はノーパンクタイヤの一輪車も増えています。
- エアータイヤ(チューブ式)・・・交換可能な部品が多く、メンテナンスしながら長く使えてお得ですが、パンクするためメンテナンスコストがかかります。
- ノーパンクタイヤ・・・パンクしないのが唯一最大のメリットで、安心して使うことができます。特殊なチューブで作られています。一方、タイヤがすり減ってくると一輪車ごと廃棄しないといけないのがデメリットです。
エアータイヤとノーパンクタイヤそれぞれ一長一短ありますので、どんな使い方をしたいかによって使い分けが必要です。
クッション性はエアータイヤのほうが優れることが多いようです。
メンテナンスの労力はノーパンクタイヤのほうが優れます。パンクしないため、最も面倒なパンクへの対応をしなくて済むからです。忙しい教育現場などでは特にメリットが大きい特徴です。
コストパフォーマンスについて、エアータイヤは、メンテナンスをしながら長く使えるメリットがあります。一輪車は多くの部品が交換できるからです。
交換できる主な部品は下記の通り。
タイヤ
チューブ
シートピン
クランク
ペダル
エアータイヤとノーパンクタイヤどちらを選ぶべきか?
マメに手入れをして、長期間使うならエアータイヤのほうがコストパフォーマンスが高くなりますが、修理のための人件費などメンテナンス費用はかかります。
ノーパンクタイヤは基本的にタイヤがすり減りツルツルになったら寿命です。メンテナンスはエアータイヤほどいらないが使い捨てに近いもの、とお考えください。
どちらが良いかは一概にはいえません。
一輪車以外にあると便利なもの
収納ラック
一輪車によってはスタンドがついていることもありますが、多くの一輪車を省スペースで格納するには収納ラックが欠かせません。
一段式と二段式がよくあるタイプです。二段式は収納力が高いのですが、上の段に手が届かないこともあります。
このように両面から一輪車を取り出すタイプだと、壁際に収納ラックを置くことができません。
選ぶにあたっては、台数・どこに置くか・誰が使うかを考えてご選択ください。
練習用スタンド
一輪車は最初のうちはとても乗るのが難しい乗り物です。鉄棒につかまりながら練習する子供も多いのですが、専用のスタンドがあると上達が早くなります。この製品は両側に手すりがついているので、子供が前を向いたまま一輪車の練習ができるのが特徴です。手すりには高さが同じものや段違いになっているものなど、いろいろとあります。
一輪車のメーカー
運動用一輪車のメーカーとしてよく使われているのは、エバニュー、トーエイライト、フラップ仲條などです。これらメーカーはミヤタサイクルの自転車も扱っています。
ページ作成:東洋体機株式会社
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