公開日:2021/06/21 -> 更新日:2022/10/23

プール用マスクを使うメリットとは?安全で快適なプール環境のために

プール用のマスクにはどんなものがあるのか、お問い合わせを多々いただきますのでいくつか紹介しておきます。

プール用マスクを使う職業・シーンにはこのようなものがあります。遊泳者だけではなく様々な方が使われています。安全のための監視員・コーチや指導員・メンテナンスの作業従事者などです。普段は陸上にいてたまに水しぶきがかかる(可能性のある)ライフセイバー業務にも有効かもしれません。

プール用マスクはこんな場面で活躍します

遊泳者の飛沫感染対策として

もちろん、遊泳者自身が水中で咳やくしゃみをした際の飛沫拡散を抑える効果が期待できます。特に、呼吸器系の疾患がある方や、感染症が流行している時期などには、周りの方への配慮として有効な選択肢となるでしょう。

監視員・ライフセーバーの安全確保

プールサイドで監視業務を行う監視員やライフセーバーの方々にとって、常に水しぶきを浴びる可能性がある環境です。万が一の飛沫感染リスクを軽減するために、プール用マスクが役立つことがあります。緊急時には、クリアな視界を保ちつつ、必要なコミュニケーションを取ることも可能です。

水泳指導・コーチングの現場で

水泳指導やコーチングの際、指導者はプールサイドや水中で生徒と近い距離で接することがあります。生徒への指示やアドバイスを送る際に、飛沫感染のリスクを低減するために、プール用マスクが有効です。透明な素材であれば、表情を見ながらの指導もできるため、コミュニケーションの妨げになりにくいという利点もあります。

プールメンテナンス作業員の衛生管理

プールの清掃やメンテナンスを行う作業員の方々は、消毒剤などの薬剤や、水中の微生物に触れる可能性があります。プール用マスクを着用することで、飛沫感染のリスクを減らし、より安全に作業に取り組むことができるでしょう。

軽い水中ウォーキングにも便利

泳ぐというよりは、水中での歩行や軽い運動をする場合にも、プール用マスクは便利です。着替えの時からウォーキング、そして帰宅まで、マスクを取り替える手間が省けるため、手軽に感染症対策をしながら水中運動を楽しめます。

このように、プール用マスクは、単に泳ぐ人だけでなく、プールに関わるさまざまな職種や活動シーンで、感染症対策の一助となる可能性があるのです。

それでは、実際にどのようなプール用マスクがあるのか、具体的な製品例をいくつかご紹介しましょう。

プール用マスクの製品例

プール用品やコースロープなど、学校のプール設備に馴染みのある三立社も、2021年2月からマスクの取り扱いを開始しています。製造は、スイムウェアで有名なFOOTMARK社が担当しています。

弊社SEFTでも、こちらの三立社のプールマスクを取り扱っており、お見積もりや販売のご相談に対応可能です。例年、6月から7月にかけては品薄になる傾向がありますが、それ以外の時期であれば比較的入手しやすくなっています。詳細については、ぜひお気軽にお問い合わせください。

こちらは、Rock’n Pool社というメーカーのオリジナル製品のようです。「プールマスクマン」というユニークな名称で、水泳指導者向けに開発された耐水性の透明マスクであることが特徴です。透明であるため、水中で指導する際にも生徒の表情を確認しやすく、コミュニケーションを取りやすいというメリットがあります。

こちらは、プール用と謳われている製品の一例です。透明で息がしやすいといった特徴が挙げられています。このように、さまざまなメーカーから、用途や機能に応じたプール用マスクが販売されていますので、それぞれのニーズに合わせて選択肢を検討することが大切です。

プール用マスク使用上の注意点

プール用マスクは、飛沫感染対策として一定の効果が期待できる一方で、注意しておきたい点もあります。

まず、マスクを着用しているからといって、完全に飛沫感染を防げるわけではありません。適切な距離を保つことや、手洗いなどの基本的な感染症対策と合わせて行うことが重要です。

また、水中でのマスク着用は、呼吸のしにくさや視界の悪化につながる可能性も考えられます。特に、激しい運動をする際には、熱中症のリスクを高める恐れもあります。

さらに、マスクの紐が何かに引っかかってしまうなど、二次的な事故につながる可能性も否定できません。

そのため、誰が、どのような目的で、どのような状況で使用するのかを十分に考慮し、安全面に配慮した上で、適切な対策を講じることが求められます。

まとめ

今回は、プール用マスクのメリットや活用シーン、そして製品例についてご紹介しました。プールという特殊な環境下での感染症対策は、先生方にとっても重要な課題の一つかと思います。

プール用マスクは、遊泳者だけでなく、監視員、指導者、メンテナンス作業員など、さまざまな立場でプールに関わる方々の安全と安心をサポートする可能性を秘めています。

ただし、その使用にあたっては、安全性や有効性を十分に理解し、状況に応じた適切な判断が不可欠です。

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ページ作成:東洋体機株式会社

ページ作成者:東洋体機株式会社

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