バルブ交換しても空気漏れするボールの対処法
ボールから空気漏れがするようになったがバルブ交換しても改善しない場合、パンク修理剤での応急処置ができることがあります。
以下で、パンク修理剤が使えるケース使えないケース、注意点について説明していきます。
パンク修理剤とは?
パンク修理剤とは、ボールのへそ部分から液体を流し込み、中で膜をつくることで空気漏れを止めるメンテナンス用品です。
パンク修理剤が使えるケースは下記の通り。
パンク修理剤が使えるケース
パンク修理剤が使えるのは、
「スポーツ用のボールで、汎用的なスポーツ用空気針で空気を入れるタイプ」のものとなります。
テニスボールやバウンドテニスボールには使えません。
よく使われるパンク修理剤はモルテン社の製品「RL420」です。
モルテン社はボールを製造しているメーカーのため信頼感があるのと、修理剤のコストパフォーマンスが良い点が評価され、主に学校などのボールを大量に使う施設で人気があります。
モルテン RL420 パンク修理剤
パンク修理剤が使えないケース
ただし、パンク修理剤も万能ではありません。
次のような場合はパンク修理剤での対応を諦めざるをえません。
- ボールが裂けている
- 穴が大きい(見てわかるほど)
- フットサル用のボール
ボールが裂けている場合と穴が大きい場合は、パンク修理剤の膜でカバーできないため空気漏れが止まりません。
フットサル用のボールが対応不可の理由は、 チューブ素材が特殊で中に綿があるため、これもパンク修理剤で膜を作ることができないことによります。
フットサルボールが空気漏れするようになったら、バルブ交換で直らなければ廃棄するしかないでしょう。
もし購入間もないものなら初期不良の可能性があるので販売店にお問い合わせください。
パンク修理剤で行える処置は、あくまでも応急的なものとなります。
ボールを完全に元に戻すことは出来ず、重量のバランスが変わることでボールの軌道がわずかにブレるなどの副作用もあります。
(処置したボールを試合に使うことは推奨されません)
ただ、使いどころを間違えなければ学校やチームでのボールコスト削減に役立つ製品ですので、ぜひ常備をおすすめします。
ページ作成:東洋体機株式会社
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