バレーボールやテニスに使うネットはワイヤーが通っていてその形状を維持しています。またボールが当たっても耐えられるように頑丈なネットとワイヤーが使われてれています。

頑丈なものは強度や反発力が強く、取り扱いを間違える怪我につながることもあります。施設管理者は定期的な確認とメンテナンスを行いましょう。

このページではバレーボールやテニスで使うスポーツ専用の「ワイヤー」について、その種類、安全性の高いワイヤーに交換すべき理由や交換方法についてご案内します。

ワイヤー・ネットワイヤーなど呼び方はさまざまですが「コード」とほぼ同じ意味です。特に違いはありませんので、この記事内でワイヤーで統一します

スポーツ用ネットのワイヤーの種類

スポーツ用ネットのワイヤーには、大きくわけて2種類があります。

  1. 耐久性があるが安全性が低いもの
  2. 耐久性は並みだが安全性が高いもの

「耐久性はあるが安全性が低いもの」の例

  • スチールワイヤー  価格3000円前後
  • ステンレスワイヤー 価格10000円程度

「耐久性は並だが安全性が高いもの」の例

  • ダイニーマワイヤー  価格10000円前後
  • テクノーラワイヤー 価格10000円前後
  • ベクトランワイヤー  価格10000円前後

「耐久性があるが安全性が低いもの」は価格が安いスチールワイヤーであることが多く、安い価格帯のネットにデフォルトで付属しているのもこちらのタイプです。それらは出来るだけ早期に安全性が高いものへと交換することが望ましいと言えます。

安全性の高いワイヤーに交換すべき理由

スチールワイヤーは鉄でできているため、使用するうちにささくれ巻きぐせがついていきます。

ささくれとは?

コードは細い糸状の鉄が合わさってできており、使っているうちに細い糸状の鉄が切れて飛び出していきます。これがささくれで、目に刺さったり手を切ったりする恐れがある状態です。

巻きぐせとは?

スポーツネットのワイヤーの片方側は輪っかになっていて、支柱にあるフックに引っ掛けて使います。その後に反対側のコードをワイヤー締器で巻きとることでネットを強く張って固定します。そのためネット締器がある方の端は巻きぐせがついてバネのような状態になることに。バネ上になったワイヤーはネットの設置時や収納時に予期しない跳ねをしてしまいます。

下の写真はささくれ、さらにまきぐせがついたものです。

ささくれとまきぐせがついたスポーツワイヤー

ワイヤーの交換方法

ワイヤーの素材、まきぐせがついているかどうかに関わらず、たいていのワイヤーはこの方法で交換できます。

  1. 巻きぐせがついている場合はその部分をカットする
  2. ワイヤー同士をつなぐ
  3. 古いワイヤーを引っ張って新しいワイヤーに入れ替える

巻きぐせが付いた部分をカットする

巻きぐせがついているとスムーズな交換ができないため、カットします。もし巻きぐせ部分を残しておくとワイヤーがひっかか抜けなくなるのでご注意ください。

カットするにはワイヤーカッターが便利です。

ワイヤーカッターで巻きぐせの着いたワイヤーをカット

ワイヤー同士をつなぐ

交換する古いワイヤーと新しいワイヤーを専用のチューブでつなげます。もしチューブが付属していない交換用ワイヤーを購入したら、ビニールテープでぐるぐる巻きにすると言う方法もあります。

新旧のワイヤーをビニールチューブに入れてつなぐ

チューブをライターなどであぶると、収縮して強力に固定されます。

古いワイヤーを引っ張って新しいワイヤーに入れ替える

ワイヤー同士をつないだら、古いワイヤーをネットから引き抜くことで新しいワイヤーに入れ替わります。

新しいワイヤーに入れ替わったネット

安全になったワイヤー

「安全なワイヤー」は金属ではなく繊維製なので、巻きぐせがほとんどつきません。ネット締め器で固定した場合でも下記のように安全です。

ネット用ワイヤー交換時の注意点

スポーツネットのワイヤー交換は、つなげたワイヤーを引き抜くことで入れ替えるというやり方を取ります。

そのため、コードの両端がネットから出ていて片方をひっぱるとコード全体が抜ける状態でなければいけません。ネットの中央部分で古いコードが破断していたり、コードがネットの中に入ってしまっている状態だと大変手間暇がかかります。

また、ネットから古いコードを引き抜いてしまった場合も同様に交換の手間が倍増します。そうなると交換のためにネットの白帯を剥がすなどの対処が必要になることも。

こうなるとネット自体を新調するほうが安くなることが多いです。

まとめ

  • 安価なスポーツネットはスチールワイヤーであることが多い
  • スチールワイヤーは怪我の危険性が大きい
  • ワイヤーが劣化しないうちなら、交換は比較的容易に行える

ご予算事情があるとは思いますが、安価なネットを購入した場合は出来るだけ早いうちにワイヤーを安全なものに交換しましょう。作業しやすいうちに交換したほうが結果的に安くつきます。

安全なワイヤーの品種名としては「トワロン」や「ダイニーマ」、「イザナス」などが有名です。

 

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Last Update: 2022-01-25  

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