テニス/バレーネットワイヤーの交換方法
テニスおよびバレーボールのネットのワイヤー交換についてのページです。
どちらでも交換手順はほとんど変わらないため、テニス/バレーどちらの場合でも参考にしていただけます。
「ワイヤーの素材」や「巻きグセの有無」に関わらず、ほとんどのワイヤーはこの手順でいけるはず。
手順は下記の通りです。
- 1.巻きグセがついている場合はその部分をカット
- 2.新旧のワイヤー同士をつなぐ
- 3.旧ワイヤーを引っ張る
1.巻きグセが付いた部分をカット
ワイヤーに巻きグセがあるならカット(物理的に切断)しておきます。
巻きグセ部分を残しておくと以降の手順でワイヤーがひっかかって抜けなくなるのでご注意ください。
ワイヤーは非常に強固な素材なので(金属製の場合)、カットするにはワイヤーカッターを使用します。
2.新旧のワイヤー同士をつなぐ
ワイヤーの端、巻きグセがついた部分を取り外したら、交換する古いワイヤーと新しいワイヤーを専用のチューブでつなげます。
このチューブは10㎝ほどの長さの太めのストローのようなもので、ワイヤーに付属していることもあります。
新旧のワイヤーをチューブの中で密着させ、ライターなどであぶることでチューブが収縮して強力に固定されます。
もしチューブが付属していない交換用ワイヤーを購入した場合はビニールテープで巻いても代用できます。ただし固定力はチューブより弱いため途中でワイヤー同士が外れるリスクは高くなります。
3.旧ワイヤーを引っ張って新しいワイヤーに入れ替える
新旧ワイヤー同士をつないだら、古いワイヤーをゆっくり引き抜きます。
途中でひっかからないか確認しながら慎重に行ってください。
古いワイヤーをネットから引き抜くことで自動的に新しいワイヤーがネット内に入れ替わりで入ることになります。
※巻きグセが付いたままだとこの工程でワイヤーがひっかかり止まります。
取り換え完了
無事ワイヤーが入れ替わったらチューブをカッターやハサミで開いて切るなどし、旧ワイヤーを取り外します。
繊維製と鉄製の違い
交換ワイヤーとしてよく使われる「繊維製のワイヤー」は、値段がやや高いですがささくれや巻きグセがほとんど発生せず高い安全性を得られます。
こちらの写真は繊維製のワイヤーを使用したネット締め器。金属製と比較しても遜色なく使用できます。
ネット用ワイヤー交換時の注意点
スポーツネットのワイヤー交換は、つなげたワイヤーを引き抜くことで入れ替えるというやり方を取るのが一般的です。
そのためコードの両端がネットから出ていてる状態でないと困難です。
ネット中央部分で古いコードが破断していたり、コードがネットの中に入ってしまっている状態だと、ネットの白帯部分を開かざるをえないこともあり、大変手間暇がかかりますし、お手上げになることもありえます。
ネットから古いコードを引き抜いてしまった場合も同様に交換の手間が倍増します。
そうなるとワイヤーを交換するよりもネットごと新品を買ったほうが安くなる場合もあるため、ワイヤー交換を予定しているのならワイヤーには触れず、そのまま保管するようにしましょう。
また、価格優先でテニス/バレーのネットを選ぶと付属しているのはほとんどが鉄製のワイヤーです。
鉄製ワイヤーはささくれ・巻きグセが起こりやすいためなるべく早めに安全なものに交換しましょう。
ページ作成:東洋体機株式会社
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