ボールの空気を入れるときの注意事項
サッカーやバスケットボールなどのスポーツ用ボールは空気(エア)の補充が必須となっています。使用はもちろん、何もしなくても自然に空気が抜けていくため、定期的に空気補充をしましょう。
ただし、空気を入れる作業が原因でボールの寿命が短くなることもあります。
注意点は大別して「2つ」程度と多くはありませんので、気を付けて行えばボールを長持ちさせることができるでしょう。
空気の入れ過ぎに注意
ボールには、適正な空気圧というものがあります。
自転車への空気入れですと反発力が強くなり適正以上には入れづらいものですが、ボールの場合は種類によってはさほど力をいれなくても際限なく空気を入れてしまえます。
空気を入れすぎるとどうなるか
適正空気圧を超えて空気を入れてしまうと、ボールが変形してしまします。
変形したボールは元に戻せませんので、処分するしかありません。
入れすぎないようにするには、硬いボール(空気を入れても大きさが変わらない)には圧力計を使ったり、柔らかいボール(空気を入れると大きくなる)ボールゲージをはめたりするのが有効です。
モルテン PGA10 ボール専用圧力計
モルテン PGP ミニポンプ付きデジタル圧力計
空気を入れすぎたときの対処
多少の入れすぎなら、空気針を刺したままボールを抑えるなどして空気を抜けば調整できます。
ボール自体が変形してしまった場合は対処法はありませんので処分して新調する必要があります。
空気を入れるときは空気針を慎重に挿入する
空気の入れ過ぎとあわせて、空気針を刺す際の不注意でボールを痛めることも多々あります。
まっすぐに差し込む
空気針を差し込むときにはまっすぐに差し入れます。
斜めに差し込んだ場合はバルブの横から空気針が飛び出る形になり、空気漏れの原因になります。
砂利が入り込まないようにする
ボールや空気針に小石や砂が付着し、そのまま差し込んだことが原因でバルブが傷つくこともよくあります。
空気針には滑りをよくするため潤滑油を使用することも多く、砂利が付着しやすくなりますのでご注意ください。
もしバルブを傷つけてしまったら
バルブを傷つけてしまったときは、バルブだけを交換することができます。
交換用のバルブが販売されていることが条件ですが、手軽に対処できるためチームや学校単位でバルブ交換用具を備えておくのがオススメです。
モルテン BC0030 バルブ取替具
ミカサ TL-40 バルブ取替え専用具
モルテン BC0043-W バルブ
モルテン BC0041-W バルブ
モルテン BC0044-K バルブ
モルテン BC0045-K バルブ
モルテン BC0043-K バルブ
ボールのメーカーが対応していれば、修理を依頼することもできます。どのメーカー、もしくはどのボールが修理対応可は年度によってメーカーの対応が異なることがありますので、小売店にご相談ください。
ページ作成:東洋体機株式会社
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