経年劣化した体操用マットの修理判断基準（やぶれ・ほつれ）

体育や体操用に使われる運動用マットは、使っていくうちにほつれ・破れが発生します。
たとえその箇所が小さくても、一度破れると起点にして破れが広がり、指や手がひっかかって突き指や骨折に繋がることもあります。

「ほつれ」「破れ」とはどのような状態なのか、実例写真をもとに紹介し、応急処置や修理方法についても合わせてご案内します。

破れなどの初期状態は目立ちにくく見つけづらいですが、次のような点がそれにあたります。

この状態であれば指をひっかけたりする危険性は少ないので、できればこの段階のうちに補修（補強）を行います。

下記の写真3点は一見してわかるほど破れており、使用に支障がでる状態です。怪我につながる恐れも高くなっています。

修理可能かどうかは、マットの状態により大きく異なります。

よく使われているのが、中津テント社の下記製品。
強力な粘着剤が付いたマット専用の補修用テープで
幅14㎝あるので粘着面を広くとって頑丈な接合ができます。

マットカバーだけを購入し、既存マットの中身を入れ替える
もしくは破れたカバーごと新しいマットカバーに入れてしまう方法です。

自身で修理が行えない場合にはメーカーに修理を依頼する方法もあります。
マット類はサイズ・重量ともにそれなりにあります（8～20㎏、1～3mなど）。
送料が高額になることが多いので、新品への買い替えも合わせて検討してください。

体操用マットには多種多様な種類があり、5㎝程度の厚みの体操マットから40㎝を超える高跳び用マットまで多種多様なものが使われています。

いずれのマットも消耗品となますので適切なメンテナンスが必要です。
安全に長く使えるように、マットの傷み初期のうちに補修しましょう。