水泳用のプールは、コースロープで仕切られています。

コースロープの端は壁に作られたフックにつなげられており、このフックはプール建造時にあらかじめ作られています。少し荒いですが、下の写真の左側がプールの壁です。
壁がくり抜かれ、そのなかにフックがあります。そのフックにタンバックルという器具を引っ掛けてコースロープを張っています。

 

フックがない場所でコースロープを固定するには

しかし、フックが無い場所で使いたいというケースもときにはあります。
プールをいつもと違う区切り方をしたり、コースロープの利用を想定していなかったりする場所だったりといったことです。

そんな場合は、プールサイドの溝やグレーチング(溝蓋)を利用して
コースロープを引っ掛けることができます。

 

ひとつめは、側溝の中に突っ張り棒のような器具をいれる方法です。
その突っ張り棒のような器具にフックが付いており、コースロープを引っ掛けられます。
ただし本来のプール側壁への固定方式に比べ、強度はかなり落ちます。
あくまでも一時的なものだとお考えください。

もうひとつは、溝のフタにフックを引っ掛けるために器具を使う方法です。
強度は突っ張り棒式のものよりも更に弱くなります。

どちらの方法も「簡易式」とつくだけあって固定の強度はそれなりです。
本格的な競技用プールでの用途には全く向きません。

また、側溝やグレーチングの形によって使えなかったりしますので
プール関係に強いスポーツ用品店や工務店に確認されることをオススメします。

 

Last Update: 2021-05-27  

2021-05-26  競技別ナレッジ  
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