このページでは、一般の人があまり目にすることのないプールの中に沈んでいる床「プールフロア」について紹介してきます。
プールフロアとは
プールの底に沈め、水深を調整する(浅くする)ものです。
背が高い子供、低い子供が同時にプールを使えたり、水位の調整にかかるコストを削減することができます。
プールフロアの種類・特徴
プールフロアの高さは40cmほどで高さをカスタマイズできるものもあります。
横に通っている板は、もぐり防止板と呼ばれ、誤ってプールフロアの下に潜り込んでしまう事故を防止するためのものです。
不特定多数が使うプールで、監視員の目が届かない恐れがあるなら必需品です。
プールフロアは組み立てた後はほぼ分解せず、学校などのオフシーズンが長い施設ではそのままの形で建物内に収納しておきます。折り畳み式のプールフロアなら、体積を1/4程度にすることができます。
脚部の形状
V脚型プールフロア
V脚型のプールフロアは、脚部がV字型をしています。安定性と耐久性があります。
N脚型プールフロア
N脚型は、低コストなのが特徴です。本体価格が安いうえにもぐり板も標準装備されています。※機種による
折り畳み型
脚部が折り畳める構造になっているプールフロアです。折り畳むことで高さを低くし、収納にかかるスペースを小さくできます。
素材
プールフロアの多くはPVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)といった樹脂製です。
その一方で、数は少ないもののアルミ製の製品もあります。下記プール専門メーカーの三立社の製品で、アルミ製のプールフロア。500*2000mmというベンチのように細いタイプです。
プールフロアの形状
通常は長方形のプールフロアの天板。
プールの形状に合わせて特注加工を行うことができます。
天板の形状
コーナーのRをつけたり、カーブに沿って円弧したりするケースもあります。
また、階段状になっているプールに合わせるために一部の脚部をなくしてしまうといった高さ調整の特注もあります。
プールフロアの設置パターン
プールフロアは複数台設置して使うのが一般的です。どのように設置するかは管理者が決めますが、基本のパターンとして三立社のカタログから抜粋します。縦横の組み合わせ、サイズ違いの組み合わせなどいろいろなパターンがありえます。
プールフロアの周辺器具
プールフロアに関わる周辺器具、用具にはこのようなものがあります。
- 軽量タイプのプールフロア
- スケルトンタイプのプールフロア
- 転落防止用フェンスやガード
- etc
プールフロアの保管
学校など、プールを使わないオフシーズンが長い施設であれば、倉庫に収納しておきます。
プールフロアはプラスチック樹脂なので、太陽光のもとでは劣化します。屋外に置きっぱなしにすることは避けましょう。民間のプールなどではプールサイドが広いので重ねて置かれていることが多いです。
置き場所が狭いのであれば折り畳み式が重宝します。折り畳み式以外を無理やり分解して収納すると、アタッチメント部分が痛んだりもぐり板を止めるリベットを買いなおしたりといったデメリットがあります。
また、保証期間はメーカーによりますが通常使用で1年間のケースが多いです。
プールフロアの修理
プールフロアは、修理して使うこともあります。
三立社のWEBサイトのページをご覧ください。
オススメのプールフロア
プール施設での導入や輸出用途などでまとめ買いされるなら、打ち合わせや梱包状態のすり合わせなど要確認事項が多くあります。WEBで買われるよりも当社が見積もったほうが安くてなお確実ですので、お問い合わせください。
Last Update: 2021-05-27