この記事では競技用のタイマー(カウンターとも言います)について、スポーツ用品販売店の東洋体機が詳しく紹介しています。
特定のタイマーに特化した紹介ではなく、そのジャンルで使われる用具・器具についての普遍的な内容です。授業や大会に備えて準備中の先生・同好会立ち上げスタッフ・何かのきっかけで個人的に興味が沸いた方の参考になれば幸いです。
記事中で、おすすめの競技用タイマーやよく学校現場・スポーツ施設で使われるものを挙げています。何がよいか迷われたら、これを選んでおけば間違いない!というスタンダードな製品です。
競技用タイマー・カウンターとは?種類・入手方法
競技用タイマーとは
競技用タイマーとは、スポーツやイベントの時間管理に使うためのタイマーです。家庭用のストップウォッチやキッチンタイマーのような、個人が使うものではありません。
競技用タイマーの特徴
- 文字盤が大きく
- 競技に特化した得点計測が出来
- リモートで操作したり
- 同時に複数のタイマーを連動させたりできる
といった特徴を持ちます(タイマーによります)。
個人で所有している方もいますが、基本的にはチーム・学校・競技場で購入するものです。
競技用タイマーには、デジタル式のものも、アナログ式のものもあります。屋外スポーツではデジタル式が多く、水泳ではアナログ式がよく使われます。
競技用タイマーを使う目的
競技用タイマーは主の目的は大きく分けて2つです
スポーツの残り時間をプレイヤーや観客に知らせる
サッカー、ラグビー、など競技時間が決まっているスポーツの残り時間もしくは経過時間を可視化します。広大なフィールドの遠くにいても見えるよう、視認性がよい造りになっています。ボクシングやレスリングなどの室内競技でも使われます。
得点を表示、カウントする
柔道、剣道、バスケット、卓球など、得点を積み上げていくスポーツは数多くあります。どちらが何点取っているのか、何番目のクォーターなのか、etc・・・現在地がはっきりわかることは、ゲームを白熱させるための重要な要素です。
その得点をカウントするために競技用タイマーは使われます。
また、たとえば柔道などカウント方式が特殊な競技はその競技専用のタイマーさえ存在します。
用途ごとのタイマーの特徴や違い
ひとくちに「競技用タイマー」といっても千差万別。
大規模な構成をとる場合、このような↓組み合わせになることもあります。
スタジアムの用の大型製品
スタジアム用のものは大きくて遠くからでも見ることができます。スタジアムと一体になっており、導入に当たっては施工が必要なものが多いです。
価格帯は数百~数千万円ほど。
授業やスポーツ用の持ち運び製品
授業やスポーツイベントのものは、持ち運びできるサイズであることが多いです。電源はコンセントから取るもの、乾電池を使う物、手動で行うアナログなものなど千差万別です。
特定のスポーツに特化したタイプも、このランクのものが多いです。
それらは競技ごとの特性を持っています。カウントダウン時間があらかじめセットされていたり、得点の表示桁数や表示方式がその競技専用にカスタマイズされています。
例:実際のサイズ感 UD0040
↑この製品は、molten社のハンディタイマーアウトドアUD0040。
このサイズの文字盤でも、30m離れた場所からはっきり見えます。野球のピッチャーとバッターの距離が約18mなのでその2倍弱です。
また、アウトドアという品名ですが屋内でも使えますので体育館でも授業に部活にとよくつかわれています。
持ち運べるサイズの競技用タイマーは、数千円~10万円前後で手軽に導入できます
競技用タイマー以外に必要なものと費用
競技用タイマーと合わせて考えるべき費用には、このようなものがあります。
送料・施工費
スタジアム向けのものは施工が必要です。施工費、運搬費用、年間のメンテナンス費用などがかかります。ハンディタイプのタイマーも、送料無料もしくは送料込みでない限り、「入手するための諸経費」は見込んでおく必要があります。
スタンド
単体で使える競技用タイマーもありますが、自立させるためのスタンドがあると使うシーンの幅を広げることができます。屋外で、タイマーを置くテーブルを用意せずに済んだり場所移動がラクラクだったりします。
競技用タイマーのスタンドを使うメリット
- 高さが高くなり視認性がよくなる
- キャスターが付いて持ち運びやすくなる
- 付加価値がある(ホワイトボード機能を追加する、タイマーを2台設置するなど)
競技用タイマーのメーカー
当社が把握する限り、これらのメーカーで取り扱いされています。
屋外の大規模な競技場だとセノーやセイコー製品を見ることが多く、体育館や小規模なスポーツ施設だとモルテン製品が多々導入されています。
競技用タイマーを買うならどこで?
もし、大規模な構成のタイマーを導入したいということなら工事事業者や地域のスポーツ店に直接お問い合わせください。
持ち運びできる程度のものなら、インターネットでも入手できます。
参考までに、学校・スポーツジム、格闘技ジム・フィットネスクラブなどでよく使われるモルテン製品を挙げておきます。
Last Update: 2021-05-30