このページでは、ラインパウダーを保管・補給するためのラインパウダーボックス(入れ物)について特徴・使い方といった基礎知識と、オススメ機種を紹介します。
ラインパウダーボックスの種類・特徴
ライムボックスとは?
グラウンドに白線を引くには、ラインパウダーという白い粉を使います。ライムボックスは、ラインパウダーを貯めておき、ラインカーに入れやすくするための入れ物のことです。
ラインパウダーボックス、ラインボックスと言われることもあります。
ライムボックスのメリット
ライムボックスを使うことでこのようなメリットが受けられます。
- 一度袋をあけたラインパウダーでも保存しておける
- ラインパウダーをラインカーに補充しやすくなる
- ライムボックス自体を持ち出して外でラインパウダーの補充ができる
ライムボックスの高さについて
ライムボックスは、粉出口の高さが重要です。ここがラインカーよりも低い位置にあるとそのラインカーはセットすることが出来ません。
使用しているラインカーの高さとサイズをチェックし、ライムボックスにセットできることを確認してから買いましょう。
ライムボックスの容量について
ライムボックスの平均的な容量は30~50㎏程度です。
20kg入りのラインパウダーを1袋入れて、少なくなってきたらもう1袋補充するといった余裕は十分あります。
その他
デザイン、使い勝手、耐久性にも各製品で差があります。
手が汚れないように粉出口の開閉がレバーになっているものや、キャスターをストッパーで留められるもの、本体が頑丈に溶接されているものなどいろいろな特色があります。
コンテナボックス
蓋つきの石灰入れです。柄杓やスコップでラインパウダーをすくってラインカーに入れます。
コンテナボックスのメリットデメリット
メリット
- ラインパウダーがたくさん入る
- 故障しづらい
- 安価
- ラインパウダーをラインカーから戻しやすい
デメリット
- 動かしづらい・持ち運びづらい
- 場所をとる
- ラインカーへの補給にライムボックスよりも時間がかかる
コンテナボックス(プラボックス)はシンプルなつくりなので、ここからはライムボックスに絞って紹介していきます。
ライムボックスの使い方
ライムボックスにラインパウダーを入れる
ほとんどのライムボックスは丸ごと20kg入りラインパウダーを入れられます。
ライムボックスにラインカーをセットして補給する
ライムボックスの下にラインカーをセットします。
ライムボックスよりラインカーのほうが高いと、粉出口にセット出来ずにつっかえてしまいます。
ライムボックスごと移動する
引くべきラインが多かったり、容量の少ない2輪タイプラインカーを使っている場合は一度で引けるライン長さに限りがあります。
ライムボックスごとラインパウダーを倉庫外へ持ち出せば、毎回石灰倉庫へ戻る手間が省けます。
ここまではライムボックスの「種類と特徴」「使い方」を見てきました。ここからは「メンテナンス」と「オススメの製品」をあげていきます。
ライムボックスのメンテナンス
日常的な清掃
粉詰まりが起こらないように、粉が出る部位を掃除します。この部分が詰まりにくくなっている製品もあります。
ライムボックスにもさまざまな形状、機構のものがあります。上記はトーエイライト社のもので、現在は販売されていない製品です。
部品の交換・修理
上記は、ライムボックスの車輪部分が壊れたので修理した当社の事例。新しいキャスターに取り替えることで対応しています。
ライムボックス取り扱いメーカーとオススメ機種
Last Update: 2021-05-24