コーナーポストは三角形の形をした目印で、どこでも見かけます。名前は特に決まっておらず、三角コーン、カラーコーンと呼ばれることもあります。
コーナーポストには、いろいろなサイズや種類があります。
必ずしも大きなものが使いやすいとは限らず、場面に応じて使い分けることができれば、陸上の練習がもっとやりやすくなります。
コーナーの目印としてだけではありません。陸上・サッカーのドリブルなどのトレーニングの目印やコンサート会場や物販エリアの誘導、使用禁止エリアの区分けにも使われます。
工事現場や誘導には硬いものでも構いません。ですが、トラックのコーナーやトレーニング用のものは、柔らかいものが人気です。踏んで割れてしまうことがないからです。
コーナーポストは、経年劣化や紫外線で硬化し脆くなり、割れます。
割れると鋭利な切り口で怪我をする恐れが高まります。
コーナーポストにはどんなものがあって、どういった用途に向いているのか。
それを大きさ別に見ていきたいと思います。
【70cm】 陸上トラック・誘導や交通整理に
70cmのものは、結構大きめに感じます。
トラック競技、工事現場の進入禁止などに使われます。
これがもっともよく使われるコーナーポストのサイズです。
大きくて見やすいのがメリットです。
見やすい以外にも、独自の特徴を持ったものがいくつもあります。
いくつか例を挙げます。
柔らかくて曲がっても元通りになる
ベースコーナーが無く、縁を踏む事故が起こらない
ベースコーナーとは、コーナーポストの下についている四角い支えです。
ベースプレートとも呼ばれます。
先端に穴が開いていてポールやロープを通せる
横穴が空いているタイプは、ポールを組み合わせて使うことができます。
ただし、横穴が無くてもポストバーの端が輪になっていればコーナーポストと組み合わせられます。
そのようなポストバーはたくさんあります。そのため、横穴はそれほど指名買いは多くありません。
下の写真は、横穴が空いていないコーンポストにコーンバーを組み合わせたものです。
仕切りを作るにはこういったコーンバーを使うのが一般的です。
頭頂部に穴が開いていて、旗を挿せる
縦穴が空いているタイプは等賞旗などをさして使えます。
等賞旗(とうしょうき)とは、運動会よく使われる順位を書いた旗のことです。
このようなコーナーポストはあまり種類は多くなく、
そもそも等賞旗自体は専用のウエイトと組み合わせて使うことが多いです。
よって、縦穴式のコーナーポストの指名買いは横穴式より更に少なくなっています。(当社調べ)
下の写真は等賞旗を立てるための台、旗立台(はたたてだい)です。
サインに使える
70cmのコーナーポストは、サインとして他の用途に使われることもあります。
【20~40cm】 小さくて邪魔になりにくい
高さが低いものは、あやまって踏んでしまう恐れが高いため
柔らかい素材でできている製品が多いです。
サイズに比例して1枚の価格も安くなり、
10個や20個セットになることも多々あります。
【10cm以下】 目印として
10cm程度のものも、1cm以下の薄いものもあります。
1cm以下はコーナーポストというよりもマーキングです。
遠くから見づらいため陸上トラックのコーナーには不向きで、
トレーニングやレクリエーションによく使われます。
コーナーポストは割れに注意
コーナーポストは使い続けていくうちにひび割れたり欠けたりしていきます。
割れたコーナーポストは鋭くなっており、カンタンに手足を切ってしまうので危険です。
転倒した先に、割れたコーナーポストがあれば大ケガにも繋がります。
時々は状態をチェックして、ひび割れが見つかったら買い換えるようにしてください。
関連用品-ズレ防止のウエイト
基本的に、コーナーポストは軽いものです。
風でずれたり人がぶつかって倒れたり・・・。
リンク状のおもりを載せておけば、そのようなことを減らせます。
コーナーポストの縁部分が少ない場合、普通のウエイトでは押さえられないときもあります。
そういった物にも対応できるウエイトはあります。
まとめ
- コーナーポストは多用途。スポーツにも誘導・整理にも使える
- 70cmは陸上トラックのコーナー、工事に
- 20-40cmはトレーニングに
- 10cm以下はトレーニングやレクリエーションに
コーナーポストに限った話ではありませんが、適材適所で使い分けると部活や学校活動をもっと楽しく安全なものにすることができます。
割れたものを危険な状態のままで使い続けることがないように、体育倉庫を定期的にチェックしましょう。
当社は体育用品を専門に扱っております。
お手伝いできることがあれば、お気軽にご相談ください。
Last Update: 2021-05-27