このページでは、握力を計るための測定機器、「握力計」について種類・特徴・使い方・保管・メンテナンス・オススメ製品を紹介します。
握力計とは
手を握る力(握力)を測るための機器です。スポーツ施設、トレーニングジム、学校、リハビリ施設などでよく使われている測定器具です。
握力計の種類
スメドレー式、コラン式などがいくつかのタイプがありますが、手に入るのはほとんどがスメドレー式です。
↓スメドレー式はグリップの外側に文字盤があるタイプ
その中でもデジタル式とアナログ式があります。
デジタル式のメリットは、自動的に測定値を出してくれたり、細かな単位まで測れることです。また、はかり間違いや、見る角度によって計測値が変わったりする、「人による誤差」も予防できます。
アナログ式はメリットは、デジタルよりも故障が少なく使い方に迷わず安価で電池不要なことです。
握力計の使い方
スポーツテストなどでは、左右交互に合計4回測り、最高値を採用するというやりかたをします。これが体力測定のスタンダードな方法です。
自然体で立ち、静止します。握力計が衣服についてしまうとやりなおしになります。
↓下記は文部科学省の資料より(http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2016/10/11/1377988_002.pdf)
握力計の保管
デリケートな機器なので高温、多湿、埃が多い場所は避けてください。
測定値がおかしいと思ったり、体力測定の前にはメンテナンスをして機器の正確性を確保しておく必要があります。
握力計のメンテナンス
握力計の修理や測定値が正しく出るようにする検定は、製造メーカーが有料で行っています。握力計自体を返送する必要があるため、トータルで1カ月前後は日数の余裕を見ておいてください。繁忙期だとさらに日数がかかります。
握力計検定の実データ(東洋体機調べ)
- 費用 税別¥8000~¥12000/台
- 納期 3週間~1.5か月
- 一度に依頼される台数 4~8台
送料や検定費用を考えると、施設向けのそこそこの価格がする機器を複数台まとめて検定に出すのが一般的です。個人用の2~5千円程度の安いものだと新品を買う方が安かったり、そもそもメーカーが検定を行っていないこともあります。
握力計の取り扱いメーカーとオススメの握力計
Last Update: 2021-05-24