熱中症は、体温調節機能のバランスが崩れて、ときには死につながることもある症状です。
立ちくらみなど比較的軽い症状から始まり、
気持ちが悪い、汗が出なくなるなど、どんどん悪化していきます。
熱中症を予防するために、施設ができる対策をとりましょう。
記事の後半では、施設向けの機器をいくつか紹介しています。
そのうえで万一の場合の対応方法なども決めておくと利用者の方に安心して使ってもらうことができます。
熱中症対策グッズや、アイスノン、スポーツドリンクといった重い物はネットで買って配達してもらうのが便利です。
※スポーツ活動中の熱中症ガイドブック
公益財団法人日本体育協会 http://www.japan-sports.or.jp/medicine/tabid/523/Default.aspx
も参考にしてください。冊子の申し込みも可能です。
熱中症とは
熱中症をざっくり説明すると、暑いところにいることが原因の体調不良ですね。
水分補給をすればよくなるものもあれば死ぬこともあります。
熱中症に関する統計
熱中症についての研究はいろいろとされています。
環境省が出している「熱中症環境保健マニュアル2014」を中心にみていきます。
どのような人が熱中症にかかりやすい?
- 脱水状態にある人
- 高齢者
- 肥満の人
- 過度の衣服を着ている人
- 普段から運動をしていない人
- 暑さに慣れていない人
- 病気の人、体調の悪い人
熱中症になるとどうなるか
熱中症はⅠ度からⅢ度までの重症度があります。
Ⅰ度は、症状が一番軽いものです。
- 手足のしびれ
- めまい、立ちくらみ
- こむら返り
- ボーっとする
Ⅱ度は、中程度です。
- 頭痛
- 吐き気・吐く
- だるい
- 意識がおかしい
Ⅲ度は、一番症状が重いです。
- 意識がない
- けいれん
- 返事がおかしい
- まっすぐに歩けない
- 体が熱い
10代の熱中症はスポーツ中に起きやすい
10代の熱中症の特徴はスポーツ中に起きやすいことです。
他の年代と比べてください。
どれだけ起こりやすいかお分かりかと思います。
体育教師や施設管理者は生徒や利用者に異常がないか気を配ってください。
また、熱中症は屋外で起こるイメージが強いかもしれません。
しかし、屋内でも起こっています。
スポーツを屋内でしているから安全とはいえません。
実際学校で起こった熱中症の事例
熱中症が起きる場面は様々です。
- 非常にあついとき
- 下校時
- 休み明け
- 学校行事
21度以上で注意が必要
熱中症は21度から注意をする必要があります。
25度~28度は積極的に休むことがすすめられます。
28度以上なら中止も考慮に入れます。
21度はまだ暑くないと思うかもしれません。
暑さの感じ方は人それぞれです。
体育教師や施設管理者は熱中症予防のための運動指針を十分理解することをすすめます。
熱中症が起こった時の対応
応急処置をする
- 涼しい場所へ移動させる
- 衣服を緩めて熱を逃し、身体を冷やす
- 水分、塩分を補給する(意識がある場合)
少し休んでもよくならないと思ったら救急車を呼んでください。
下のマニュアルが分かりやすいです。
応急的に使えるグッズがまとまっている熱中症専用の応急キットもあります。
備えておくと安心です。
熱中症対策が学べるWEBサイト等
安全に楽しく子どもたちのスポーツ中の水分補給(日本体育協会)
まとめ
- 10代の熱中症はスポーツでおこりやすい
- 熱中症は屋外だけでなく屋内でも起こる
- 重症度に合わせて適切な応急処置を
- 器具でも対策はできる
当社は体育機器を扱っております。
何かお手伝いできることがあれば、お気軽に相談してください。
学校や運動施設が使っている熱中症対策器具にはどんなものがあるのか、次の記事でも紹介しています。
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Last Update: 2021-05-26