公開日:2021/05/19 -> 更新日:2023/07/06
熱中症を防ぐための基礎知識-学校・スポーツ施設編
熱中症は、体温調節機能のバランスが崩れて、ときには死につながることもある症状です。医療機関や国・市から適宜注意情報が出されていますので、ここでは簡単に熱中症について紹介と対策を紹介します。
熱中症とは簡単に言えば「暑さによる体調不良」なのですが、立ちくらみなど比較的軽い症状から始まり、気持ちが悪い、汗が出なくなるなど、どんどん悪化していきます。
熱中症にかかりやすい人
下記に該当する人は、熱中症になりやすい傾向にあります。
- 脱水状態にある人
- 高齢者
- 肥満の人
- 過度の衣服を着ている人
- 普段から運動をしていない人
- 暑さに慣れていない人
- 病気の人、体調の悪い人
熱中症になるとどうなるか?
熱中症はⅠ度からⅢ度までの重症度があります。
Ⅰ度は、症状が一番軽いものです。
- 手足のしびれ
- めまい、立ちくらみ
- こむら返り
- ボーっとする
Ⅱ度は、中程度です。
- 頭痛
- 吐き気・吐く
- だるい
- 意識がおかしい
Ⅲ度は、一番症状が重いです。
- 意識がない
- けいれん
- 返事がおかしい
- まっすぐに歩けない
- 体が熱い
10代の熱中症はスポーツ中に起きやすい
10代の熱中症の特徴は、スポーツ中に起きやすいことです。
学校等の施設に於いては、生徒や利用者に異常がないか気を配ってください。
また、屋内での熱中症発生割合も決して少なくはありません。
学校管理下に於ける熱中症の発生事例
特に下記の場面で、学校管理下に於ける熱中症発生事例が多くあるようです。
- 非常にあついとき
- 下校時
- 休み明け
- 学校行事
21度以上で注意が必要
熱中症は21度から注意をする必要があります。
25度~28度は積極的に休むことがすすめられます。
28度以上なら中止も考慮に入れます。
21度はまだ暑くないと思うかもしれません。
暑さの感じ方は人それぞれです。
体育教師や施設管理者は熱中症予防のための運動指針を十分理解することをすすめます。
熱中症になったら?(応急処置)
涼しい場所へ移動させる
衣服を緩めて熱を逃し、身体を冷やす
水分、塩分を補給する(意識がある場合)
少し休んでもよくならないと思ったら救急車を呼んでください。
また、応急処置に必要な用具がセットになった製品もあります。
AEDと合わせて施設での安全対策に備えておきましょう。
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ページ作成:東洋体機株式会社
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