この記事では、主に体育の授業で使われる跳箱(跳び箱・とびばこ)について、

その種類や特徴、メンテナンスについて、おすすめの跳び箱などの紹介をしていきます。

跳箱とは

跳び箱は、体操器具の一種です。木製の木枠状になっており、重ねることで高さを調整し、最上段には布地を張った箱型の段を設置します。

この積み重ねられた跳び箱に対して走ってきて手をつきながら飛び越すのが跳び箱運動の基本となる動作。

飛び越え方には

  • 開脚とび
  • 閉脚飛び
  • 台上回転

などいくつかの種類があります。

閉脚飛びは、足を閉じて跳び箱を飛び越すもので難易度が高く、その運動が行いやすいように閉脚式跳び箱というものもあります。


跳箱の特徴

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跳び箱に使われる素材

基本は木製ですが、ウレタンが詰まったソフトなタイプもあります。ぶつかっても痛くなく、おもに小学校以下~小学校低学年の年代で使われます。

跳び箱のサイズ

文部科学省規格の跳び箱はサイズさ小中大とあり、それぞれ下記のように寸法が決められています。

小型 中型 大型
対象 小学生 小学生・中学生 中学生以上
長さ 80cm 100cm 120cm
高さ 1段:30cm
2段:40cm
3段:50cm
4段:60cm
5段:70cm
6段:80cm
7段:90cm
8段:100cm
1段:35cm
2段:50cm
3段:65cm
4段:80cm
5段:90cm
6段:100cm
7段:110cm
8段:120cm
1段:35cm
2段:55cm
3段:70cm
4段:85cm
5段:100cm
6段:115cm
7段:125cm
8段:135cm(以降10cmずつ)

最上段の布地

跳び箱最上段以外は四角い枠状になっているが、最上段だけは箱型をしています。

ここは競技者が手をつく部分なので布が張られていて、中には緩衝用の素材があり、衝撃を吸収するようになっています。中身は藁やフェルトが主流。

また、滑りづらく丈夫な生地が使われます。

布地は無地が一般的ですが、一部には指導用のラインが入ったものもあります。布地がカラーの跳箱例▼

跳箱の保管・メンテナンス

跳び箱の保管

昔は体育館の端に寄せて置かれていることが多く、場所をとるのが難点でした。

現在は跳び箱を乗せて運べる台車を使い収納されることが増えてきています。

自作の跳び箱運搬車。ヤザキのイレクターで作成しています。

自作するメリットは「自由なサイズに作れること」と「安く済む場合もあること」。
デメリットはその逆で「サイズが固定」「安全性を担保するのは自己責任」「高くついてしまうことがある」

跳び箱のメンテナンス

跳び箱の中で痛むことが多いのは

  • 最上段の布地
  • 木枠の接合部
  • 木枠のゴム部分

などです。

跳び箱の中身は跳び箱によってさまざま。上記はフェルトが入っていた跳び箱です。

このような、ほつれ・破れがある状態で使用すると怪我につながります
ですが、張替えればほとんどの場合は新品同様になります。

時間がない・自信が無い方には、当社で張り替えるサービスも行っています。

木枠の接合部は木工での修理が可能なこともあり、ゴム部分もについてもその跳び箱のメーカーが部品対応していることがありますので販売店にお尋ねください。

お勧めの跳箱

跳び箱|種類・特徴

Last Update: 2021-05-20  

2021-05-20  製品ジャンル  
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