このページでは、子供たちに大人気の遊具『ブランコ』について、種類や遊び方、安全対策など様々な情報を紹介していきます。
ブランコの基本 種類と場所
ブランコは体重移動を行って漕ぐことで、揺れる感覚が楽しめる遊具です。
身体が空中に浮く感覚を味わえ、スピードが出ることによるスリルも併せ持ちます。
ブランコの種類はさまざまなものがあり、
- 板状の座面に座るもの
- タイヤがあるもの(タイヤブランコ)
- ボールになっているもの
- 綱引きの綱
などがあります。
ブランコは多くの公園、幼稚園、小学校にあります。個人が自宅の庭に作るケースもあります。
比較的小さな年齢の児童含めて、だれでも気軽に遊べる遊具です。
ブランコの設置場所
- グラウンド
- 校庭
- 屋上スペース
- 屋内(屋内用ブランコ)
- 個人宅
ブランコの使い方と身につく力
ブランコで身につくチカラにはいろいろなものがあります。
しっかりと手で鎖を握り、バランスを取らないと落ちるので集中力が鍛えられる
重心移動することで、手足や腰の連動を。
バランス感覚や器用さ、三半規管も発達します。
譲り合って順番にブランコを使うことで社会性が、自分から声をかけて入り主体性が備わります。
もちろん、筋力、器用さ、身体認識力、リズム感も身に付きます。自分の体重を維持したり引き揚げたりすることで握力や筋力が鍛えられます。背筋や腹筋も同様に強くなります。体をゆらしながら進み、力を入れたり抜いたりして進むことでリズム感も養われます。
ブランコによって身につくチカラ
- 握力
- 筋力
- リズム感
- 持久力
- 瞬発力
- 空間認知能力
- 器用さ
- 社会性
- 自主性
ブランコの安全対策
利用者が気を付けること、管理者である施設ができることには、次のようなものがあります。
事故を減らすために利用者が出来ること
保護者や先生が、このようなことに注意して遊ぶようにと子供たちを指導しましょう。
無理なスピードを出さないようにする
ブランコはスピードが出やすい遊具です。子供は握力や腕力がまだ弱いので、出過ぎたスピードは子供をブランコから放り出す原因になります。自分の身体を保持することができないスピードは出さないように指導しましょう。
跳び降りない
勢いをつけて飛び降りると、管理者の想定より遠くまで飛んでしまうことがあります。フェンスにぶつかったり、花壇の柵やマンホールに突っ込んだりしないように、ブランコからは跳び下りないことを徹底しましょう。
ブランコが動く範囲には入らない
ブランコの利用者は自分の意志で急に止まることはできません。前や後ろには十分なスペースを取り、入らないように柵を設けるなどしましょう。
施設側が行うべきこと
施設管理者が行うことは、利用者の注意では避けづらいことが中心です。
錆や腐食などの劣化対策
腐食して穴があいたりふちが鋭くなっていないか、錆が手につかないか、塗装は剥げていないかなどを確認します。
チェーン部分も摩耗します。
また、チェーンと座板が接触する部分も劣化しやすい箇所です。そのような部分は、座板ごと取り換えるケースが多いです。
使われているボルトもこうなっているかもしれません。
ブランコの部品はその多くが取り換え可能です。下記のような箇所も新しくすることができます。
劣化がひどくなる前に修理できるよう、定期的に点検するようにしてください。
周囲の環境対策
ブランコはグラウンドのすみに置かれることが多いので、周囲の環境にはより一層の注意が必要です。
- 木の枝が伸びてきたりしていないか(遊び中の子供に刺さらないか)
- マンホールが近くにないか
- 排水溝や溝のフタが近くにないか
- 入ってはいけないことが分かるフェンスを設置しているか
といったことに気を配るようにしてください。
おススメの落下事故対策
地面がえぐれることで、グラウンドが固くなって怪我しやすくなったり水たまりが出来てボウフラが沸いたりします。
これらはクッション性能が高いマットを敷くことでかなりの部分をカバーできます。
こちらのサイトでブランコの落下事故予防対策を公開していますので、合わせてご覧ください。
Last Update: 2021-05-19