踏切版とは、跳び箱や跳馬を跳ぶときに、踏み切るときに使う器具です。
ジャンプをしやすくする目的で使われます。
また、踏み切る位置をはっきりさせるなどの効果があります。
踏切板(ふみきりばん)、ロイター板(ろいたーばん)、跳躍板(ちょうやくばん)
などとも言いますが、呼び方はあまり使い分けられてはいません。
各施設にはどのような踏切版が適しているかを、大まかに説明したいと思います。
とび箱の種類や利用者の年代によって適したものが違います。
合わないものを買ってしまうと、デメリットがあります。
①サイズが小さく、踏み切りにくい
②はね返る力が小さく、跳びづらい
③踏切に耐えきれず、壊れる
④はね返る力が大きすぎて跳箱を跳び越える
⑤重すぎて持ち運びにくい
⑥価格が高すぎて他の備品を買えなくなる
こういったことが無いように、この記事で詳しく見ていきましょう。
踏切板・ロイター板・跳躍板の違い
さきほど説明したように、踏切板、ロイター板、跳躍板には厳密な定義がありません。
一応、大まかには定義されているので、少し紹介します。
- 踏切板・・・最もシンプルで、合板による箱状のもの
- ロイター板・・・合板ではねる力を増したもの
- 跳躍板・・・スプリングなどを使いはねる力をさらに増したもの
踏切板
一番シンプルな製品です。
合板による箱状のもので、価格はだいたい1万円~2万円前後です。
ロイター板
合板によって反発力を増しています。
踏切板よりも勢いを付けて高く跳ぶことができます。
価格は3万円~8万円前後のものが主流です。
跳躍板
跳躍板にはスプリングが使われているものが多いです。
とび箱で使われる場合もありますが、体操競技の跳馬でもよく見かけます。
なお、この製品はセノー社のもので、25万円ほどします。
国体や各種大会で使われるレベルのものです。
踏切版・ロイター版のカーペットがすりへった!
カーペットは足型にすり減っていきますが、
踏切板やロイター板なら張り替えることは可能です。
まとめ
- 幼稚園~小学校なら踏切板を
- 小学校~中学校ならロイター板を
- 高校以上~一般人なら跳躍板を
使われるのががオススメです。
また、どの製品がどの年齢の使用者に向いているかは
メーカーの製品カタログにも書かれています。
当社にお手伝いできることがあれば、お気軽にご相談ください。
Last Update: 2021-05-27