陸上でタイムを測ったり、ボクシングのラウンドを測ったり。スポーツ用の大型タイマー、デジタイマーは多くの施設で使われています。
タイマーは機械製品なので、故障は避けられません。砂ぼこり、熱、湿気、衝撃、経年劣化など理由はさまざまです。電源ケーブルを交換してすめば一安心です。しかし、内部の基盤交換、ディスプレイが割れた、ライトがつかないなどであれば困りますね。
故障のパターンはいろいろありますが故障した時の主な対処は4つです。
どうしようか迷われたら、対処の参考にしていただければと思います。
モルテン社のスポーツ用タイマー修理は下記ページ↓をご覧ください
https://seft.jp/how-to-repair-molten-equipment/
スポーツ用タイマーはいくつかのメーカーから販売されていますので、対処法も各メーカーにより異なるかもしれません。
ですが、基本的には4つしかありません。
- 新品に買い替える
- 廃棄する
- メーカーに修理を依頼する
- メーカー以外で修理をする
ここでは、もっとも多いと思われるmolten社のタイマーを
例にとって説明いたします。
moltenタイマーが故障した時の選択肢
新品に買い換える
かなり長いあいだ使用しているのであれば、買い替えが一番確実です。
仮に費用をかけて修理しても、いま故障しているところ以外も壊れかけている可能性があります。
コストがかかるようにも思えますが、買い替えは長い目でみるとお得です。
修理したとしても、ほとんどの場合1万円以上かかります。
修理に2回出すと新品が買える金額になることが多いと思います。
廃棄する
自治体の区分に従い廃棄する、もしくは役所に問合せてみてください。
使わなくてもなんとかなるor代替手段がある場合は捨てる選択肢もあります。
メーカーに修理を依頼する
一番確実な方法です。
よく使われるスポーツタイマーのメーカーであるmoltenは多くのメーカー同様、直接の修理を受け付けていません。(取引口座開設が必要なため)
販売店を通して修理を依頼することになりますが、購入した販売店でなくても大丈夫です。
のちほど手続きをご説明します。
メーカー以外で修理をする
機械製品の修理を行っている事業者もいます。
その人たちに依頼します。
メリットとしては、主に次の3つです。
- 価格が安い場合が多いかもしれない
- メーカー修理可能な期間が過ぎていても修理できるかもしれない
- 依頼~修理完了までの日数が短くて済むかもしれない
かもしれない、ばかりですが正規の修理ではないので
修理のクオリティも信頼性もすべてその事業者しだい、となります。
デメリットは、主に次の3つです。
- 修理できるとは限らない
- 他に悪影響が出るかもしれない
- 以降、メーカー修理ができなくなる場合が多い
最悪の場合、製品は直らず以降のメーカー修理もできなくなるといったことになりますので
そうなっても構わない場合以外はオススメできません。
モルテン社のスポーツ用タイマー修理は下記ページ↓をご覧ください
https://seft.jp/how-to-repair-molten-equipment/
どの選択肢を選ぶかの判断の目安
もう不要であれば「処分する」一択です。
購入してからかなりの日数(5年以上程度)たっているなら、新品に買い替えるのがオススメです。
「落としてしまった」などはっきりした理由あれば、それが故障の原因だと納得できますね。
しかし、はっきりした原因がない場合もあります。その場合は経年劣化や湿気や砂ぼこりなどの可能性が高いです。このようなはっきりしない原因の場合、故障としてわかる部分以外も劣化してしまい、もう一度修理に出すことに・・・というケースもあります。
修理可能期間に注意
修理には部品を確保しておく必要があるので、修理可能期間が定められています。
メーカー(この場合はmolten)の修理可能期間は「製造終了後およそ7年間」です。
それ以降は代替部品が確保できないため、修理受付をしてもらえません。
そうなると修理するには「メーカー以外で修理をする」しか選択肢が無くなります。
メーカー正規の修理を依頼する
メーカー修理をする場合、このような手順で依頼することになります。
販売店に連絡
→故障製品を送る
→修理の見積もりが来る
→修理の実行を依頼する
→直った製品が返送されてくる
→修理代金の支払い
です。
見積を受け取って修理金額がわかった時点で、修理しないことも可能です。
ただし、その場合は手数料が必要です。
これは壊れている場所の調査・特定にかかる費用で、およそ3000円~4000円前後です。
修理実行する場合は、修理代に含めてもらえるので見積費用は¥0になります。
修理費用は下記を目安にしてください。
メーカーが公開している2016年度の参考価格です。
修理価格はケースバイケース
下記は最大限かかる可能性のある上限費用なので
実際にどのぐらいの金額になるかは故障内容に大きく左右されます。
修理自体にかかる日数は3~5日程度(一部商品は外部専門業者が必要なため1ヶ月程度)ですが販売店への商品の返送、メーカーへの返送、見積、修理実行可否の判断、修理後商品の返送など
細かく日数がかかるので、
販売店への依頼~修理完了製品の受け取りまでは早くても2~4週間はかかります。
新品を買うとたいてい1週間以内に受け取れますので、急ぎの場合も修理せず新規購入がオススメです。
修理は時間がかかることを前提に余裕を持って検討するようにしてください。
こちらのサイトから、モルテンのタイマーやボールカゴの修理が依頼できます
こちらのページで、実際のご依頼履歴と故障内容、修理内容、概算の価格を公開しています。
まとめ
- タイマーが壊れたら、新しく買う・捨てる・メーカー修理・メーカー以外で修理
- 修理に出すときは余裕をもって
当社は体育機器を扱っております。
お役に立てることがありましたら、お気軽にご相談ください。
Last Update: 2021-05-27