このページでは「家に肋木が欲しい」と思っている個人の方に向けて、チェックポイントを解説しています。肋木はやや取り付け条件がやや厳しめ。このチェックリストを判断材料にしてみてください。
肋木についてある程度知識をお持ちの方を対象としていますのでで、詳しくない方は肋木の基礎知識もあわせてどうぞ。
なぜ肋木を選ぶべきなのか – 肋木のメリット
肋木は、壁に固定するタイプの運動器具です。基本的にその場所から動かすことはできません。
家庭内で使われるメジャーな運動器具「ぶら下がり健康器」よりも自由度が低く見えますが、肋木にはこのようなメリットがあります。
- ハシゴ状に横の棒が通っているので、ぶら下がる以外の動作が行える
- 壁に取り付けるため頑丈である
- 手で持つ以外に足を掛けることもできる
登るだけで全身運動になります。最上部に吊り手を付ける事で、ぶら下がることも可能です。
下写真のように欄(らん)を増やすことで横長にもできます。上下運動だけではなく左右への移動を取り入れることもできるのが肋木の特徴です。
つまり、肋木は「多様な全身運動が行え、健康維持と筋力トレーニングに効果が高い」器具であると言えます。
肋木を家でも使いたい、という方は多くおられます。導入を検討されることが多いのは新築やリフォームのタイミング。設置を工事のプロである工務店に任せられて安心だからという理由もあります。
肋木は打ち合わせから製造まで時間がかかる受注生産品ですので、少なくとも3週間ほどの余裕を見て検討を始めてください。
肋木購入前の確認リスト
この肋木を家庭に導入したいと言われることは意外と多くあり、そのほとんどが新築やリフォームのタイミングです。肋木の設置を工事のプロである工務店に任せられるからです。
工務店が出入りしている時期は、限られていることが多いでしょう。肋木は打ち合わせから製造まで時間がかかるので、少なくとも3週間ほどの余裕を見て検討を始めてください。
必須条件を確認
肋木は壁に設置する運動器具のため、置くだけの健康器具とは異なって大きな設置条件が2つあります。
床暖房ではないこと
床暖房だとそもそも肋木を設置することはできません。床暖房ではない部屋への設置をご検討ください。
壁の素材がコンクリートもしくは木であること
ボルト止めするため、壁の強度が必要となります。パネル構造の壁だとほぼ設置不可能で、壁の裏側が木もしくはコンクリートである必要があります。
設置に影響する条件を確認
「必須条件」がクリアできているなら、設置場所の大きさなど、諸条件を確認しておきます。これは肋木の販売店に伝え、どのようなサイズに加工するか(肋木はサイズを指定して購入します)を相談するために必要な工程です。
つまり、肋木は「多様な全身運動が行え、健康維持と筋力トレーニングに効果が高い」器具であると言えます。
肋木を家でも使いたい、という方は多くおられます。導入を検討されることが多いのは新築やリフォームのタイミング。設置を工事のプロである工務店に任せられて安心だからという理由もあります。
肋木は打ち合わせから製造まで時間がかかる受注生産品ですので、少なくとも3週間ほどの余裕を見て検討を始めてください。
天井までの高さ
床面から天井までの高さを測ります。多くの家庭は2400mmですが、念のために実際のサイズを調べておきましょう。
肋木を設置する壁面の横幅
肋木を設置できる横幅を測ります。戸棚やドアから離れている邪魔にならないスペースを肋木用に確保します。肋木の横幅は1欄(らん)あたり1m前後なので、欄数を増やす場合はその倍数分のスペースが必要です。
いつ手元に届く必要があるか
新築・リフォームなどと並行して工務店に設置を依頼するなら、いつ頃の到着が希望なのか、肋木の販売店にお伝えください。受注生産のため、打ち合わせから到着まで少なくとも3週間以上の余裕を見ておく必要があります。
取り付け工事は誰が行うのか
自分で取り付けを行うのは、そこそこDIY経験があったとしても得策ではありません。建築のプロ、もしくは肋木の製造会社に依頼をしてください。製造会社に依頼をする場合は、肋木の購入検討時にその旨を伝え、工事費も合わせて見積してもらう必要があります。
説明書なしで設置ができるか
肋木は基本的に製造会社が取り付けることを前提にされています。そのため組み立て式家具のように懇切丁寧なマニュアルが付属してはいません。製造会社によりますが、部品リストと設計図面しかないことも多いようです。
製造会社に設置含めてすべて依頼するなら問題はありませんが、工務店に依頼するつもりであれば「部品リストと設計図面だけで設置できるか」を事前に確認しておくべきです。
肋木を選ぼう
設置場所と設置方法がクリアできそうなら、肋木を選びます。
肋木は大きく分けて固定式と回転式があります。固定式は壁に固定するタイプで、回転式は壁からせり出してくるタイプです。
ただし、回転式はレアです。体育館の新設時ぐらいにしか導入されず、一般家庭にはオーバースペックです。取り付け条件も厳しいので、一般家庭であれば固定式で検討しましょう。
懸垂棹がついていれば、ぶら下がったり懸垂したりできます。懸垂棹には角度が固定されていると角度調整できるものがあり、下記の画像は角度調整が出来るタイプです。
角度が固定されているタイプは若干(数千円)ほど安くなります。また、懸垂棹を付けないこともできます。
メーカーと品番
肋木のメーカーはいくつかあります。WEBで見られるカタログを用意していますので、こちらから探してみてください。
欄数(=横幅)
肋木の幅を決めます。縦の支柱に挟まれた部分が「1欄」分となります。設置場所のサイズと行いたい運動を鑑みて、欄数を決定します。
なお、下記写真の肋木は「5欄」分です。家庭であれば1欄で購入されることが多いようです。また、カタログ価格は1欄分であることが多いのでご注意ください。5欄だと、5倍になります。
販売店に見積もりを依頼しよう
見積を依頼する際には、ここに挙げた項目を連絡すると打ち合わせがスムーズです。
「見積」とは販売業者が内容を精査して商品や送料・施工費の総額を算出してお知らせする手続きのこと。
見積依頼しただけでは注文確定にはなりませんのでご安心ください。トラブルを防ぐため、注文前に必ず見積もりを取って最終的な検討をしましょう。
Last Update: 2021-05-27