ロイター板は、跳箱を跳ぶ前のジャンプ力の補助に使われる運動器具です。
この製品の作られ方はあまり知られていませんが、
学体舎という体育用品メーカーのカタログに載っていたのでご紹介します。

異なる特徴を持つ複数の木材を貼り合わせて作られるロイター板の名称は、開発者の名前から来ているそうです。

何年使ってもバネの力はほとんど変わらず、頑丈で安全なロイター板はこのようにプレスして成形されています。

研磨することでバリやささくれをとり、滑らかで手触りがよくなります。

機械も併用しますが、大部分は手作業で作られています。

ロイター板は、ほとんどのメーカーで注文を受けてから作る「受注生産」方式を採用しています。
だいたい2~3週間かかるのですが、それはこのような過程を経て作られているからです。

体育器具の販売に関わって50年以上たちますが、ロイター板の初期不良や故障はほとんど聞いたことがありません。
必要なときには機械の力を使い、仕上げは職人の丁寧な作業と検品があるからこそ、品質と安全性が担保されています。

 

Back To Top